「セックスNGでキスはしたい」それって友情結婚に必要?

投稿日

2019.07.05

更新日

2020.01.22

「セックスNGでキスはしたい」それって友情結婚に必要?

こんにちは、カラーズ中村です。今日は、「友情結婚をしたいけど結婚相手とはキスだけはしたいです」という希望を持たれるご相談者のお話しをしたいと思います。実は最近こういう方のご相談がちょこちょこ続いており、相談中には理解していただくことが難しくてブログを書きながら自分でも整理したいと思います。
最初にお伝えしておきますが、カラーズでの成婚者夫婦は完全にキスはない、とほぼ言いきれると思います。

結婚する相手への感情とは?

まず、先日”友情結婚中ケン”に友情と愛情について書いてもらいました。

結婚に友情なのか愛情なのかをこだわっていてもダメ

カラーズを運営していて永遠のテーマであり、そして明確な答えが見つからない“友情”と”愛情”の違い。
私は結婚において、友情や愛情などの感情にこだわる必要はないと考えています。なぜなら、結婚のあり方が多様化する中で、結婚はこう!という決まりもないですし、結婚の法律でも夫婦間の感情の定義はされていません。恋愛結婚している全ての夫婦が恋愛してから結婚したかというと違うと思います。

”友情”結婚相談所にした理由

それでは何故カラーズはわざわざ”友情結婚”相談所と一般的な結婚相談所と差別化しているかというと、結婚には自ずと性的関係が伴うからです。法的にも夫婦間で一方的に性的行為を拒否し続けるとそれが正当な離婚事由になります。
でも誰しもが異性と性的行為ができるかというと、NOです。性的関係があると結婚できない人が存在するから、性的関係を伴わない婚姻関係を望む人のための結婚相談所にしたのです。

”友情結婚”というネーミングも、恋愛が今までの一般的な結婚を恋愛結婚とした場合の対義語的な言葉としてできたものと理解しています。カラーズが友情結婚相談所というネーミングでいいのかは最初すごく迷いました。”友情”の定義も色々あるし・・・でも友情には性愛がないから意味はあっているしなぁ・・・”性的関係がない結婚相談所”ぐらいはっきり言ったほうがわかりやすいのかなぁ、でも直接的すぎるかなぁ、というようにぐるぐる考えていました。結局最後には友情結婚相談所にしましたが。

友情結婚を希望しながらキスはしたいという人は

話がそれてしまいました。何をお伝えしたかったかというと、カラーズは性的関係を伴わない結婚を希望する人のための結婚相談所で、性的関係を望む人はご入会できません。ですが、たまにこのような方がご相談に来られます。

「セックスはしたくありませんが、キスや手を繋ぐことは絶対したいです」
「挿入はしたくない/して欲しくない、けど裸で抱き合うぐらいまでしたいです」
「異性とセックスは一度もしたことないので、もしノンケの方と結婚し、求められるとそれを満たすことはできません。でも結婚したらセックスが一度もないのは寂しいと思うので、お互い頑張れる範囲でしたいです」

などなど、最後の3つ目の人はもう私からすると意味が分かりません・・・なぜカラーズにご相談に来られたのか・・・セックスしたいなら一般的な結婚で、それをカラーズに求められたら一般の婚活と変わりませんし、したくないカラーズの会員様をご紹介できません。もちろんしたいと言われる人はご入会はお断りします。
ただ、男女ともに入会相談で来られた時点で「キスはしたいです」ぐらいの人は一定数いらっしゃいます。一定数いらっしゃいますが、キスもしたくない人とはお見合いができないのでカラーズの中でも少数派になり、活動が厳しいです。また、その希望をプロフィールに書いていただくことをお願いしています。
そして、結局は活動中にその考えは違った、と気づく会員様が大半です。
キスぐらいしないと結婚ではない!と最初思っている人ほど、「結婚とは愛し合った二人が性愛関係があって初めてうまくいくもの」という固定概念を持たれていて、活動を経てそれは違った、と気づかれるのです。

キスを希望する人の大半が、過去に異性と付き合って、付き合ったお相手はご自分に恋愛感情や性愛を持たれていて、それに自分も答えていたという人です。
相手は自分のことを性的対象者として見ているため、付き合っていたら行為はあります。だから過去できていたし、そんなに嫌でもなかったから、結婚相手とはもちろんするものだと。でもそれって、お相手がノンケでお相手から求められたからであって・・・。過去お付き合いした人とはできたから、結婚でもしたい、というのは違うと私は思います。だって目的が違うから。

性愛目的のための結婚ではないから、キスは存在しない

もし友情結婚でキスレベルを希望していた二人が結婚した場合、結局キスはしないと予想します。調査しているわけではないですが、友情結婚者の皆様を見ていてそう思います。理由は、友情結婚では性愛関係が目的ではなく、性愛以外の結婚したい理由があり、同じ目的を持つ人と結婚しているからで、恋愛結婚とは最初から考えが違うからです。
一般の結婚相談所で仲人さんにアドバイスとして言われるあるあるですが、「お見合い相手とキスはできる、と思ったら交際したほうがいい」と言われます。この真意は、結婚は相手を性的対象者としてみることが大前提にあり、もし相性や条件で迷っているなら、キスができるか=「セックスできる相手かどうかで判断してみて」、というアドバイスです。この考えは友情結婚では当てはまりません。

友情結婚を希望する人は、性愛対象者を見つけるのではなく、例えば「戦友、親友、人生のパートナー、ビジネスパートナー、兄弟のような人」のような、性愛パートナーではない感覚で結婚相手を探されています。ということは、このパートナーにセックスは求めませんが、キスは求めるっておかしくはないでしょうか?親友とキスをして関係が深まるとは到底思えません。

例えば、身内や知人で想像してみると分かりやすいと思います。
自分の親だとどうですか?大好きで愛情もあるけどキスをしたいという感情はありませんよね?
兄弟がいる方はいかがでしょうか?したくありませんよね。
会社の人でも芸能人・著名人など、尊敬している異性とはいかがでしょうか?友達は?異性の友達と率先してキスしたいと思いますか?
友達とキスをする目的って??どう考えても何もない・・・

おそらくこのブログを読んでいる(友情結婚をしている・友情結婚を希望している)皆様は「したくない」と答えていただけると思います。

なぜ「したくない」と思うかというと、異性として・性的対象者として最初から見てないからだと思います。そう言う目で見ていない相手と結婚した途端にキスがしたくなるかというと、私はないと思います。
最初から異性を性愛対象としてみていない同士が、性愛以外の同じ目的を持って結婚するのであって、結婚したからといって急に性愛に繋がるとは思えません。これがノンケの人だったらもちろん可能性はありますよね。最初は性的対象としてみてなかったけど、結婚生活をしていって愛情が芽生えそれが性愛と繋がっていく・・・。

もしセクシャルマイノリティで性愛がある結婚をしたいという想いがある人は、友情結婚ではなく、他の選択肢(=恋愛結婚)になるはずです。
セクシャルマイノリティで結婚相手にセクシャリティを隠して恋愛結婚をしている人はたくさんいます。セクシャリティを伝えてノンケの異性と結婚した人もいます。

何のために結婚したいかということを考えてください。
結婚したい理由に、結婚相手と性的なことをしたい、が理由に入りますか?
入る方は恋愛結婚です。入らない方には友情結婚が選択肢になると思います。

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代表中村
著者:代表中村

恋愛結婚に違和感がある皆様に、友情結婚が新たな選択肢になるよう日々情報を発信しています。興味がある方は一度入会相談にお越しください。

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