保育施設/幼稚園/こども園、その他サポート施設について
(1)保育施設、幼稚園、こども園について
こんにちは、カラーズスタッフのKEIKOです。
保育施設、幼稚園、こども園と一言でいっても、
保育施設とこども園は更に細分化されていますので、こちらではより詳しく説明したいと思います。
元記事はこちら→フルタイムの共働き、時短なしで育児は可能?
♦おさらい♦
3タイプの早見表はこちら↓
保育園 | 幼稚園 | 認定こども園 | |
利用年齢 | 0歳~就学前 | 3歳~就学前 | 0歳~就学前 |
保育時間 | 8~11時間 | 4時間 | 4~11時間 |
管轄省庁 | 厚生労働省 | 文部科学省 | 内閣府 |
施設の位置づけ | 児童福祉施設 | 教育施設 | 園により異なる |
【保育園(保育所)】
フルタイム共働きの強い味方は保育園(保育所)になります。
保育園(保育所)とは、「親に代わって子どもを預かる「児童福祉施設」です。
保育園には「認可保育園」、「認可外保育園」、「認証保育園」の三種類があります。
1.認可保育園
認可保育園のなかでも「私立」と「公立」の2種類がありますが、どちらも都道府県によって認可された保育施設とされています。
「私立」は株式会社や社会福祉法人などが、「公立」はそれぞれの自治体が運営しています。
入園は自治体により認定され、保育時間についても「保育標準時間」「保育短時間」かに区分されます。
「保育標準時間」はフルタイム共働きを想定されており、最大11時間預けることができます。
延長保育については、通常保育時間内であれば追加料金は発生しませんが、それ以上になるときは料金が発生する場合もあります。
保育料は各自治体がそれぞれの所得によって決定するので、一律ではありません。
「保育短時間」はパートタイム共働きを想定されており、最大8時間預けることができます。
実際の保育時間は就労時間や状況によって異なってきますので、自治体や保育園側と相談することをオススメします。
「待機児童問題」を耳にしたことがある方も多いと思います。
これは、この認可保育園に入園できる条件を満たしているにも関わらず定員オーバーのため入園できない児童が多くいるという問題です。
そのため、やむなく認可外保育園に子供を預けるといったケースが多々発生しています。
2.認可外保育園
フル
認可外保育園とは、無認可保育園とも呼ばれ都道府県知事の認定を受けていない施設とされており、全て私立、つまり民間が運営しています。
保育料や開所時間など、各施設が設定をするため長時間の開所や夜間開所もあります。
児童福祉法に基づいて国が定めた設置基準を満たしていないため、認可を受けることができない=補助金が支給されません。
運営は保育料でまかなわれるため、世帯収入に応じて保育料が決まる認可保育所に比べると保育料が高くなってしまいます。
利用については園との直接契約で、空きがあれば就労証明書がなくても入園が許可されます。
求職中の場合はまずここに入園して、認可保育園への空きを待つ方もいます
過去におぞましい事件が幾度も起こっているため、認可外保育と聞くとどうしても負のイメージがついてくるのが悲しくなります。
しかし実際に働いている夫婦にとって、認可外保育はまさに救世主。
確かに、質も料金もピンキリです。
大事な子供たちを預けるところだからこそ、パンフレットや謳い文句に騙されずしっかりと選びたいですね。
選ぶポイントは
・施設のある環境 ・給食 ・保育時間、延長保育の有無、休日日数
・保護者会や保護者同士の交流があるか ・保育士・職員の数、質、対応力、言葉遣い、身だしなみ
・緊急時の対応 ・子どもたちの様子 ・施設の広さ、日当たり、避難経路
・トイレが清潔か ・職員の異動が頻繁でないか ・靴箱はきれいか
・掃除が行き届いているか ・あおむけ寝させているか ・お昼寝中の部屋は明るいか
・慣らし保育を推奨しているか ・日中に外へお散歩へ行くか、公園へ行くか
・柔軟に見学に対応してくれるか。。。。。
ここでは書ききれません。
ということで気になる方は↓のmamasta保活のサイトから見学時のチェックシートをダウンロードしてみてはいかがでしょうか。
見学時のチェックリスト/ママスタ保活
ベビーホテルといわれる、20時以降の保育、宿泊を伴う保育施設もあります。
さらに最近では外国人を雇用しての英語学習や情操教育に力をいれている認可外保育園も増えてきており、
教育という面で優れている園はたくさんあります。
3.認証保育園
認証保育園とは、認可保育園ではカバーしきれないさまざまなニーズに応えられるよう定めた東京都独自の認可外保育園です。
企業の経営感覚の発揮により、多様化する保育ニーズに応えることのできる新しいスタイルの保育所です。
全施設0歳児から預かり可能で13時間の開所を基本としており、利用については保育所と直接契約可能です。
【幼稚園】
幼稚園とは、「小学校入学前の子どもの教育施設」です。
フルタイム共働き、時短無しの場合はまず選択肢に入れることができません。
大体の登園時間が8:30、保育終了時間が14時。例え時短であっても無理ですね。
さらに、幼稚園のイベントはフルタイムの共働きを想定していないので、平日の昼間に参観や委員会などもあります。
もちろん、「働いているから委員は免除」なんて優しいシステムはありませんw
園によって有料/無料で延長保育もありますが、だいたい16:00~16:30頃までのところが多いです。
【認定こども園】
認定こども園とは保育園と幼稚園の一体型施設です。保育園と幼稚園のいいとこどりといったところですね。
両親どちらともがフルタイムで働いている場合、11時間の利用が可能です。※1か月の預かり時間上限有り。
パートタイムでの共働き世帯の方や、片親のみが働いている世帯の方も利用できますが保育時間は幼稚園と変わらない4時間程度となります。
通常保育以外に1時間延長の「特別保育」と、更に2~3時間延長の「延長保育」を行っているところが一般的ですが、「延長保育」を行っていない園もあるので、入園前には要確認です。
家庭事情、地域の実情などに応じて選択ができるように4つの種類に分けられています。
1.幼保連携型
幼稚園的機能と保育所的機能の両方の機能をあわせ持つ単一の施設として、認定こども園としての機能を果たすタイプ。
2.幼稚園型
認可幼稚園が、保育が必要な子どものための保育時間を確保するなど、保育所的な機能を備えて認定こども園としての機能を果たすタイプ
3.保育所型
認可保育所が、保育が必要な子ども以外の子どもも受け入れるなど、幼稚園的な機能を備えることで認定こども園としての機能を果たすタイプ。
4.地方裁量型
幼稚園・保育所いずれの認可もない地域の教育・保育施設が、認定こども園として必要な機能を果たすタイプ。
(2)その他サポート施設
子供はとかく病気になります。急な発熱もしょっちゅうです。
そんなときでも調べればサポートしてくれる施設はあります!
【病児保育】
子どもが病気になったとき、仕事や用事がある親にかわって病気の子どもの世話をするサービスのことを指します。
「施設型」と「訪問型」の二種類があります。
1.施設型
施設型のメリットは何と言っても看護師や保育士などの専門家が在籍している安心です。
発熱などで園からお迎え依頼がきたときでも、施設によってはスタッフが園まで迎えに行ってくれたり、そのまま施設と提携している病院へ診察に連れて行ってくれるところもあります。
ただ、最近のコロナウイルスなどの一部の感染症はどうしても対応できないのが実情です。
2.訪問型
訪問型のメリットは、子供が自宅で過ごせるので子供のストレスを最小限にできることでしょう。
看護師、保育士の専門スタッフが自宅に訪問して面倒を見てくれます。
また、発熱などで園からお迎え依頼がきたときでも、保護者に代わってお迎えにいき、病院の受診などにも対応してくれます。
ただ、訪問型は必ずしも医療従事者でないということと、施設型と比べて料金がとても高いことが挙げられます。
例:病院併設の施設型病児保育は、6時間まで1,000円、8時間まで1,500円なのに対し、
訪問型は1時間1,750円プラス別途で交通費などの実費請求。
【シッター】
事前登録が必要なところが多いですが、一たび「ベビーシッター」とネット検索すると多くのサービスがでてきます。
その中でも、保育士や看護師などの資格を持っている方も多く在籍しているので、相性の良い方と出会えたらいいですね。
【学童保育】
これまで就学前の子供の話しをしていましたが、小学生のサポートもあります。
それが学童保育。高学年になると、一人でお留守番もできるようになるかもしれませんが、やはり低学年はまだまだ不安。
そんなときに利用される方が多いです。
最近では学校までお迎えに来てくれて、ハイクオリティな習い事を行えて、21時まで預かってくれるなんてところもあります。
今回のブログが少しでも子育てイメージにつながってくれれば嬉しいです。
大変だとは思いますが、情報収集して、頼れるところは頼って、効率よく心地よく豊かに日々を過ごせれたらいいですね。
元記事はこちら→フルタイムの共働き、時短なしで育児は可能?
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