最近の離婚報道を見てゲイが思う個人的感想

暑いのは嫌いです。
だから夏が終わるのはとてもうれしいのですが、薄着の殿方を凝視するというスリリングな戯れも、もうすぐ店じまいかと思うとさみしく思う今日この頃。

涼しくなったので活動的になりたいカラーズスタッフのケンです。

さて、出だしがちょっとおかしいですね。そうです!今回は久しぶりに一般的なニュースについて個人的な見解を垂れ流してみようと思うわけです。
少し久しぶりなので、ドキドキわくわくです。

では、レッツゴー

芸能人の不倫とか離婚とか・・・。

毎日のようにニュースを賑わしている芸能人の不倫や離婚ですが、報道が過熱していくのを見るたびに、他に伝えるべきことはたくさんあるだろうと思います。

また、そのニュースを見て感化され、SNSなどで炎上させている”暇人“を見ると辟易してしまうのは多分僕だけではないと思うんです。

正直、他人が不倫しようが離婚しようが僕にはまったく関係ないです。それによって私の生活には何ら影響はないです。
例えば離婚をしたのであれば、それが協議離婚だろうと離婚調停の末だろうと、最終的には当人同士が承認して、法的に婚姻関係を解消しているという事ですので、他人が誹謗中傷をする意味が私にはまったく理解できないです。

もちろん、個人的な意見を持つことは自由ですし、大好きな芸能人に対して“かわいそう”“応援したい”と個人的に発信することはいいと思いますが、どちらか一方を責めるような意見を垂れ流すことに一体何の意味があるんでしょうか。
細かなことは当人同士しかわからないものです。他人が意見しても無駄ですし、それをニュースとして取り上げるマスコミも本当に無意味なことをしていますよね。

不倫についても同じですよね。当人同士の問題ですので他人が意見するべきことではないですし、ましてや不倫した人を責める権利があるのは、それに関係した人だけだと思いませんか。

SNSの誹謗中傷で命を絶つ人が出ているという報道を見ても、他人を誹謗中傷する。さらにはそれが犯罪になるとわかっているのにやめない人の神経が僕には理解できません。。。

今回話題にしたい記事は

という事でだいぶ話がそれました。
今回話題にしたいのはこの記事ですね。

ryuchell&pecoの離婚に、LGBTQ問題とは違うところでモヤモヤする人が続出>>
https://news.yahoo.co.jp/articles/24e45515b42c2d80efa1fc671ed2b234436ee082

“モヤモヤする人が続出”という意味の分からないタイトルが記事になる事が僕には滑稽でなりませんが、続出の定義はどのくらいかと思って記事のコメントを見てみたら、8月30日現在で3000件を超えるコメントがついてました。

記事の内容を要約すると、ryuchellとpecoが離婚して、今後は人生のパートナーとして同居はするけど婚姻関係は解消するって話です。
ryuchellは《”夫”らしく生きていかないといけないと自分に対して強く思ってしまっていました。”本当の自分”と、”本当の自分を隠すryuchell”との間に、少しずつ溝ができてしまいました》と語っているようで、pecoは《墓場まで持っていってほしかったと一瞬たりとも思ったことはないと言えばうそになります》と語っており、微妙に納得できていないような発言をしていることで、暇人に火をつけてしまったのでしょうか。

意見の中には自分勝手というものが多いように見えましたが、自分勝手と相手に対しての意見を自分勝手に垂れ流している暇人たちはその自覚もなく自分のことは正義だと思っているんでしょうか。正義の押し売りを見ていると本当に気持ち悪いです。

世の中が、男は夫として女や妻としてあるべきという倫理的なものを押し付けるからryuchellも疲れちゃうって話なのかなと思います。
彼は、pecoのことも子供のことも見捨てるという話をしているわけではないですよね。外に女性や男性のパートナーを作ると言っているわけでもないですよね。法律で婚姻関係にあることによる「夫」という世間一般に押し付けられるイメージに耐えられなくなったから、その肩書を辞任しただけですよね。

彼が他にパートナーを作りたいと思っているのであれば、話はちょっと変わってきますが、僕が他の報道も含めて読んだ限りではそうは感じませんでした。
その事実から見ても、本当に他人が意見するようなことではないなと思っています。

LGBTQ問題とは違うところで

記事の題名にもありますが「LGBTQ」がどうこうという文字列を入れておけば話題になると思っている浅はかさがうんざりしますが、この記事を見た当事者としては、上記の通り、男性に男性らしさを求める社会的な倫理がとても邪魔だなと感じました。
会社員をしていて、ダイバーシティを叫ばれている会社の中でも、男のくせに・女のくせにという言葉はまだまだ横行していますし、男性だから力仕事をするのが当たり前。女性だからかえって夕ご飯を作らないと。と思ってしまっている女性も少なくないです。

世の中、女性らしく男性らしくという目に見えないプレッシャーでいっぱいです。そんなプレッシャーに耐えられない人もたくさんいるんです。そういう人を理解してくれとは言わないですし、理解できない人は一生理解できないです。
ただ、そういう人もいるんだという広い心を持つことはできないんでしょうかね。そういう意味では、大きな意味でこの記事もダイバーシティにつながるものなのかもと思ってしまいました。

そんな人にも友情結婚

いろいろ言いましたが、ryuchellも自分のセクシャリティに対して、世間一般的な男性像を演じることに違和感があったという事でしょう。
同じように違和感を持っている人は少なくないと思います。そんな人たちにも友情結婚は選択肢になりえるのかもしれません。

カラーズでは、セクシャリティがストレートの人は入会いただけませんが、セクシャリティに悩みを抱えている方で、友情結婚を希望することができるか悩んでいる人のご相談を受けることは可能です。

入会相談では、異性と交際したり性行為を“しなければいけない”“できない自分はおかしい・恥ずかしい”と思っていたという人も少なくないですが、そんなことはありません。それは世間一般の方々が作った倫理という見えないプレッシャーです。
男性でも女性でも、そんな悩みを持っているひとは友情結婚を一度検討してみてはいかがでしょうか?

自分らしく生きていくための選択肢を探すこともとても大切だと思います。

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ケン
著者:ケン

ゲイで友情結婚経験者。主に成婚後の会員様のコミュニティーサポートを行っております。自分が経験者であること、成婚者のコミュニティーでの情報などを加味して、会員の皆さんから、活動中の悩みだけでなく、結婚後の実状などについてもご相談を受けています。

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