恋愛性愛とは
セックス無しの結婚パターン5選!結婚の在り方は多様化している
恋愛結婚・契約結婚・事実婚・友情結婚など、結婚にはさまざまな種類があり、なかには「セックス無し」の結婚を望む人もいるでしょう。
そこで、本記事ではセックス無しの結婚にどのようなパターンがあるのか、セックス無しの約束で結婚する際にどのような問題が起こりうるのかなど、詳しく解説していきます。
目次
セックス無しの結婚パターン5選
セックス無しの結婚パターンは大きく分けて以下の5つが挙げられます。1つずつ詳しくみていきましょう。
- セックスレスになったパターン
- セクシャリティの関係でセックスができないパターン
- そもそもセックス無しの約束で結婚するパターン
- セックスに嫌悪感や恐怖心をともなうパターン
- 性機能障害が原因でセックスができないパターン
セックスレスになったパターン
もともとは夫婦間のセックスがあったものの、結婚生活が経過していくとともに、セックスをする機会が少なくなってしまい、最終的にはセックスレスになったパターンがあります。
セックスレスになってしまう原因はさまざまで、例としては以下のような内容が挙げられます。
- 仕事や家事で疲れていて余裕がない
- 面倒くさい
- パートナーを家族としてしか見れなくなった
- 子作りのプレッシャーが重荷
- 子育て中はきっかけをつかみにくい
- 年齢とともに性欲が低下した
結婚後にセックスレスになったという夫婦の割合は4割以上というデータもあり、セックスレスで悩んでいる夫婦は少なくないというのが現状です。
お互いがセックスレスであることに不満を抱いていないのであれば問題ありません。しかし、どちらか一方が不満を抱いていたり寂しい思いをしている場合は、夫婦間での話し合いやコミュニケーションをとる時間を確保する必要があるでしょう。
セクシャリティの関係でセックスができないパターン
もともと性的欲求を抱かないセクシャリティの方が、セックス無しの結婚を望むパターンがあり、夫婦のどちらか一方がセクシャルマイノリティのケースと、夫婦の両方がセクシャルマイノリティのケースの2つがあります。
セックスを望まないセクシャリティとしては、他者に対して恋愛感情も性的欲求も抱かない「アセクシャル」や、他者に対して恋愛感情を抱くものの性的欲求は抱かない「ノンセクシャル」などが挙げられます。
このように、セックスができないもしくはしたくないといったセクシャリティの方が、自分らしく結婚するための選択肢のひとつが、セックスのない「友情結婚」です。
友情結婚は、夫婦間にセックスがない以外は一般的な結婚と変わりなく、友情や信頼関係といった心のつながりのもとで結婚することを指します。
アセクシャルやノンセクシャルの認知度が高まってきたこともあり、セクシャリティの関係でセックスができないもしくはしたくなくても、「家庭を持ちたい」「1人は不安」「性行為以外の方法で子供が欲しい」などのさまざまな理由から、セックスのない友情結婚を選択する人が増えています。
そもそもセックス無しの約束で結婚するパターン
お互いの恋愛感情の有無にかかわらず、結婚後にセックスをしないという約束で結婚するパターンがあります。なかには口約束だけでなく、セックス無しという契約を交わす「契約結婚」を選択する人も実際に存在するようです。
相手に恋愛感情を持っていても結婚生活にセックスは必要ないと思っているケース、条件が合うだけで相手に恋愛感情を持っていないケースなど、セックス無しの約束をする背景は夫婦によってさまざまです。
セックスに嫌悪感や恐怖心をともなうパターン
夫婦のどちらか一方もしくは両方が、セックスに対して嫌悪感や恐怖心を抱いている場合、セックスのない結婚をするパターンがあります。セックスに対して嫌悪感や恐怖心を抱く原因・きっかけとしては、以下のような内容が挙げられます。
- 過去のセックスでトラウマがある
- 幼少期~思春期にセックスに対するマイナスイメージを刷り込まれた
- パートナーを家族としか見れない
性的なことに関して抱く感情や考え方は、幼少期から思春期に受けた教育に影響することがあると言われています。
そのため、その時期に親や周りの大人から「セックスは汚らわしい」「セックスは悪いこと」などのイメージが刷り込まれると、大人になってからもセックスに対して嫌悪感を抱く傾向があります。
また、結婚生活が長くなるとパートナーを家族としか見れず、セックスをする際に近親相姦のように感じるため、嫌悪感が生まれるケースもあるようです。
性機能障害が原因でセックスができないパターン
性別を問わず性機能障害がある場合、セックス無しで結婚するパターンがあります。具体的な性機能障害として挙げられるのは、男性の「勃起障害」「射精障害」、女性の「性器・骨盤痛」「挿入障害」、男女に共通する「性欲減退」「オーガズム障害」などです。
このような性機能障害が夫婦のどちらか一方もしくは両方にある場合はセックスをすることが難しく、結婚前から分かっているケースと結婚後に発症してしまうケースが考えられます。
セックス無しの約束で結婚する際に起こりうる問題
セックス無しの結婚パターンとして、事前にセックス無しという約束をして結婚することが挙げられますが、セックス無しの約束で結婚する際に起こりうる問題を事前に把握しておくことが大切です。
具体的な問題としては以下の2つが挙げられます。1つずつ詳しくみていきましょう。
- 片方がセックスをしたくなる
- 子どもに関する揉め事が起こる
片方がセックスをしたくなる
事前にセックス無しの約束をしたとしても、夫婦のどちらか一方がセックスをしたくなるケースが挙げられます。
セックス無しという約束をしたものの、「やっぱりセックスがないのは寂しい」「パートナーに求められたい」などの感情から、あとあとセックスをしたいと思うようになることがあります。
しかし、セックスをしたくなったとしても、そもそもセックス無しの約束で結婚しているため、どちらか一方のみがセックスできないストレスや不満を溜め込むことになるでしょう。
また、夫婦のどちらか一方がセックスをしたくなった場合、以下2つの可能性が生じることにも注意しなければなりません。
- 不倫や浮気に走る可能性
- 離婚につながる可能性
不倫や浮気に走る可能性
どちらか一方が結婚後にセックスをしたくなった反面、約束上パートナーとはセックスができないため、不倫や浮気に走ってしまう可能性があります。
不倫や浮気は、パートナーとの関係性を悪化させる原因となります。そのため、結婚後にセックスをしたくなった場合は、不倫や浮気に走らず、まずはパートナーに打ち明けることから大切です。
離婚につながる可能性
どちらか一方が結婚後にセックスをしたくなっても、約束上パートナーとはセックスができないため、セックスレスを理由に離婚につながる可能性があります。
実際、セックス無しの約束をしていたにもかかわらず、セックスレスを理由に離婚を求められたといったケースは起こっています。
「セックス無し」という条件で結婚する旨を記載した契約書がある場合、離婚する際の条件等で考慮されることもありますが、基本的にはセックス無しの約束は効力が認められにくいのが全体の傾向です。
子どもに関する揉め事が起こる
セックス無しの約束をしている場合、当然結婚後にセックスをする機会がないため、子どもが欲しくなった際に揉め事が起こる可能性があります。
しかし、子どもを作る方法はセックスだけではありません。例えば、キットを使って採取した精子を自ら膣内へ注入する「シリンジ法」や、病院で行う「人工受精」などが挙げられます。
そのため、セックス無しの約束をして結婚する場合は、結婚後に子どもをどうするかについてよく話し合ったうえで、セックス以外の方法も視野に入れておくことが大切です。
関連記事:子どもの作り方は多様化している!性交渉以外の選択肢も
結婚に必ずセックスが必要なわけではない
結婚生活の経過とともにセックスレスになった夫婦、セクシャリティの関係でセックスができない夫婦、そもそもセックス無しの約束で結婚した夫婦など、夫婦の形はさまざまで、円満な結婚生活を送っている夫婦も多く存在します。
そのため、結婚には必ずしもセックスが必要というわけではありません。
セクシャリティの関係で「セックスができないから」と結婚を諦めている方は、「友情結婚」をひとつの選択肢として考えてみてください。友情結婚であればセックス無しの結婚が可能で、セックスがないこと以外は一般的な結婚となんら変わりありません。
子どもの作り方も多様化しているため、友情結婚に限らず、セックスがなくても子どもを産むことは可能です。そのため、結婚とセックスを無理に結び付けようとせず、セックス無しの結婚も実現することを知っておきましょう。
まとめ
セックス無しでも円満な結婚生活を送っている夫婦は存在します。セックス無しの結婚パターンとしては、以下の5つが挙げられ、理由や背景はさまざまです。
- セックスレスになった
- セクシャリティの関係でできない
- セックス無しの約束で結婚した
- セックスに嫌悪感や恐怖心がある
- 性機能障害がある
結婚や夫婦の在り方は多様化しているため、セックス無しの結婚を選択する方は増えています。また、セックス無しでも子どもを作ることは可能なため、「子どもが作れない」といった心配もいりません。
自分らしい結婚方法が何かを考え、セックス無しであってもパートナーとよりよい関係性を築いていきましょう。
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