セックスしたくない人が結婚する方法
「性欲はあるが恋愛感情はない」これってアロマンティック?
「性欲はあるけど恋愛感情はない」と、このように感じたことのある人は「アロマンティック」というセクシャリティかもしれません。
アロマンティックとは、他者に性欲を抱くことがある一方で、他者に対して恋愛感情を抱くことはないというセクシャリティのひとつです。
性の多様化が進んでいる現在、LGBTをはじめとするさまざまなセクシャリティを耳にする機会も増えたのではないでしょうか。
今回は、数多く存在するセクシャリティのなかの「アロマンティック」について、混同されやすいセクシャリティと合わせて詳しく紹介します。
アロマンティックとは?
アロマンティックとは、他者に対して性欲は抱くものの、他者に対して恋愛感情は抱かないというセクシャリティです。「恋愛感情がどういうものかを理解できない」「ドラマや映画のラブストーリーに共感できない」などの特徴があります。
ただし、アロマンティックだからといって、性欲や恋愛感情に対する考え方・価値観が全員同じというわけではありません。アロマンティックはあくまでもセクシャリティのひとつであり、アロマンティックの人の特徴や性格はそれぞれ異なります。
【10項目で分かる】アロマンティック診断
アロマンティックの人にありがちな「あるある」や「傾向」を診断項目として集めました。該当する項目が多いからといって、必ずしもアロマンティックと言い切ることはできませんが、参考までにご覧ください。
▼アロマンティック診断|10項目
- 恋愛感情がどういうものかを理解できない
- 恋愛はしたくないものだ
- 恋愛はしないほうが楽だ
- 相手の性別に関係なく人を好きになったことがない
- 人から告白されてもピンとこない
- 恋人という概念が分からない
- ラブストーリーに共感できない
- 友人との恋バナについていけない
- 恋愛感情は分からないが他者に性欲を抱くことはある
- 恋愛感情は分からないが性的な行為に興味がある
混同されがちな「アセクシャル」との違い
アロマンティックと混同されやすいセクシャリティに「アセクシャル」があります。
アロマンティックは、他者に対して性欲は抱くものの、恋愛感情は抱かないセクシャリティです。一方のアセクシャルは、他者に対して性欲も恋愛感情も抱きません。
関連記事:アセクシャルとは?特徴・割合・ノンセクシャルとの違い
つまり、アロマンティックとアセクシャルでは、他者に性欲を抱くか抱かないかという「性欲の有無」が異なります。
▼アロマンティックとアセクシャルの違い|一覧表
(他者に対する) | 性欲 | 恋愛感情 |
アロマンティック | ○ | × |
アセクシャル | × | × |
「性欲=恋愛感情」ではない
「性欲と恋愛感情はイコールだ」「性欲は恋愛感情の延長線上にある」と考える人が多いかもしれませんが、性欲と恋愛感情はまったくの別物です。
もちろん、恋愛感情を抱いている相手だからこそ性欲を抱くという人もいます。しかし、その反対で、セクシャリティに関係なく「相手に恋愛感情はないけどセックスはできる」という人も存在します。
性欲と恋愛感情の捉え方は人それぞれですが、「性欲を抱けばそれは恋愛感情だ」という認識が正解とは限りません。
他者に性欲を抱くものの恋愛感情は抱かないアロマンティックがあるように、性欲と恋愛感情は必ずしもイコールで結びつくものではなく、人によって捉え方は異なるのです。
アロマンティックで結婚を望む人は少なくない
アロマンティックの方でも結婚を望むケースは少なくありません。「生涯をともにするパートナーが欲しい」「親に喜んでもらいたい」「世間的な目を気にして」など、一般的な結婚と同じような理由が挙げられます。
「自分はアロマンティックだから結婚は難しいのでは?」と思っている方も多いかもしれませんが、結婚は必ずしも恋愛感情がなければ出来ないということはありません。
結婚といっても、様々な形が存在するので、自分に合った結婚を探してみることが大切です。
まとめ
アロマンティックとは、他者に対して性欲を抱く一方で恋愛感情は抱かないセクシャリティです。しかし、アロマンティックのなかにもさまざまな特徴・性格をした人が存在するため、厳格な定義は決まっていません。
アロマンティックと混同されやすいアセクシャルは、他者に対して性欲も恋愛感情も抱かないため、アロマンティックとは恋愛感情の有無が異なります。
また、アロマンティックであっても結婚することは可能です。自分に合った方法をよく考え、自分らしいライフスタイルを実現してください。
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