セクシャリティ
グレーセクシャルとは?デミセクシャルとの違いを解説
グレーセクシャルとは、人生でごくまれに性的欲求を抱くことがあるセクシャリティです。「ごくまれに」というのがこのセクシャリティのポイントです。
グレーセクシャルは流動性のあるセクシャリティであり、アセクシャルやノンセクシャルとの違いが分かりにくいと感じる人もいるかもしれません。
そこで今回はグレーセクシャルについて、似ているセクシャリティとの違いについて解説し、よくある疑問についてもお答えします。
目次
グレーセクシャルとは
グレーセクシャルとは、人生でごくまれに性的欲求を抱くことがあるセクシャリティです。
常に性的欲求を抱くアロセクシャルと全く性的欲求を感じないアセクシャルの間にグレーセクシャルは位置しています。
グレーセクシャルは、常に性的欲求を感じるとは言えないけれど、全く性的欲求を感じないとも言えない感覚全般を指します。性的欲求を抱くことはごくわずかであるため、アセクシャル寄りの感覚です。
どのくらいの性的欲求を抱くのか、どのような条件下で性的欲求を抱くのかは、人によって異なります。
グレーセクシャルと似ているセクシャリティとの違い
グレーセクシャルはデミセクシャルと混同されることが多く、他にもアセクシャルやノンセクシャルとの違いが分からないという人もいます。
そこでグレーセクシャルと似ているセクシャリティとの違いを解説します。
アセクシャルとの違い
アセクシャルとは、他者に対して恋愛感情も性的欲求も抱かないセクシャリティです。
グレーセクシャルは、人生でごくまれに性的欲求を抱くことがあるセクシャリティであるため、全く性的欲求を抱かない訳ではありません。
また、グレーセクシャルは性的指向を示しており、恋愛感情の有無は人によって異なります。
関連記事:アセクシャルとは
ノンセクシャルとの違い
ノンセクシャルとは、恋愛感情は抱くものの、他者に性的欲求は抱かないセクシャリティです。
グレーセクシャルは性的欲求を全く抱かないわけではありません。ごくまれではありますが、性的欲求を抱くことがあるため、ノンセクシャルとは異なります。
関連記事:ノンセクシャルとは
デミセクシャルとの違い
デミセクシャルとは、精神的に強いつながりを感じる相手にだけ性的な欲求を抱くセクシャリティです。
基本的には性的欲求を抱くことはありませんが、強い絆をもった相手にだけ性的欲求を抱きます。そのため初対面の人や知り合ったばかりの人に性的欲求を抱くことはありません。
グレーセクシャルは、人生でごくまれに性的欲求を抱くことがあるセクシャリティです。デミセクシャルのように精神的なつながりを重視する傾向はあまりありません。
精神的なつながりを感じるまでは性的欲求を抱くことがないと感じる場合には、デミセクシャル寄りのセクシャリティの可能性があります。
関連記事:絆を大切にする「デミセクシャル」とは?デミロマンティックとの違いを解説
エースフラックスとの違い
エースフラックスとは、性的欲求を抱く可能性や感じ方に変化があるセクシャリティです。性的な感情の強さが流動的であることを示しています。
アセクシャルからグレーセクシャルに変化したり、デミセクシャルからグレーセクシャルに変化したりと性的指向が変化する場合、エースフラックスに属する可能性があります。
基本的には、アセクシャル・グレーセクシャル・デミセクシャルなどの性的指向の間で変化することが多いとされています。
グレーセクシャルと自認していたとしても性的指向に変化を感じるなら、エースフラックスなのかもしれません。
グレーロマンティックとの違い
グレーロマンティックとは、人生でごくまれに恋愛感情を抱くことがあるセクシャリティです。また、特定の条件下で恋愛感情を抱く、自分が恋愛感情を持っているのかどうかはっきりしない場合もグレーロマンティックと表現されます。
グレーセクシャルは性的欲求を示すセクシャリティであるのに対し、グレーロマンティックは恋愛感情を示すセクシャリティである点に違いがあります。
ごくまれに性的指向欲求を抱き、ごくまれに恋愛感情を抱くことがあるという人は、グレーセクシャルのグレーロマンティックと表現できます。
グレーセクシャルによくある疑問
グレーセクシャルは認知度が低く、どのようなセクシャリティなのか知らない人も多いものです。そこでグレーセクシャルに関するよくある疑問に答えました。
性的欲求が低いだけ?
グレーセクシャルは、人生でごくまれに性的欲求を抱くことがあるセクシャリティであるため、性欲が全くないセクシャリティではありません。
少しでも性的欲求があるなら、性的欲求が低いだけではないか?と思われてしまうことがあります。
しかしグレーセクシャルだから性的欲求が低いとは限りません。性的欲求の強弱によってグレーセクシャルかどうかを示しているのではなく、性的欲求を抱く頻度によって示されています。
また、相手に魅力を感じられないから性的欲求を抱かない訳ではなく、相手によらず、性的欲求を抱くことがほとんどありません。
グレーセクシャルとアセクシャルのどちらなのか分からない
人生でごくまれに性的欲求を抱くことがあるグレーセクシャルと、他者に対して恋愛感情も性的欲求も抱かないアセクシャルの明確な境界が分からないという人は多いのではないでしょうか。
性的欲求を抱いたことがないからアセクシャルと思っていたとしても、いつか性的欲求を抱くタイミングがあるかもしれないと思うとグレーセクシャルと言えるかもしれません。
アセクシャルとグレーセクシャルには、明確な境界はなく、どちらかをはっきりさせることは難しいでしょう。
そもそもセクシャリティをはっきりさせること自体、必ずしも必要なことではなく、自由です。
グレーセクシャルとアセクシャルのどちらかをはっきりさせる必要もなく「グレーセクシャルかもしれないし、アセクシャルかもしれない」と表現するのも一つの選択です。
グレーセクシャルは結婚できる?
グレーセクシャルであっても、結婚の選択を取ることは可能です。
グレーセクシャルは、人生でごくまれに性的欲求を抱くことがあるセクシャリティです。性的欲求を抱くことがほとんどないため、性的な行為のある結婚をすることは難しいと考える人は多いのではないでしょうか。
グレーセクシャルの方の選択肢の一つとして、友情結婚があります。
友情結婚とは、恋愛関係にない者同士で性愛とは異なった愛情と信頼関係を結ぶことで結婚することを指し、性的な行為はありません。 結婚相手と性的関係を持ちたくない!と思われる場合は選択肢に入るかもしれません。
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まとめ
グレーセクシャルとは、人生でごくまれに性的欲求を抱くことがあるセクシャリティです。
常に性的欲求を抱くアロセクシャルと全く性的欲求を感じないアセクシャルの間に位置するセクシャリティであり、アセクシャル寄りと表現されることがあります。
グレーセクシャルはデミセクシャルやアセクシャルと似ている部分があり、境界が分からないと感じる人もいるでしょう。しかし自分のセクシャリティをはっきりと表現する必要はありません。
自分らしさを見つけること、自分のセクシャリティと向き合うことが大切です。
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