友情結婚と他のパートナーシップの違いとは?メリット・デメリットや向いている人の特徴

友情結婚とは?
「友情結婚は他のパートナーシップとどう違う?」
など、友情結婚と他のパートナーシップの違いについて疑問を持っていませんか?

友情結婚・契約結婚・事実婚など、結婚の形はさまざまです。

今回は、友情結婚と他のパートナーシップの違いについてぞれぞれ解説し、友情結婚のメリット・デメリットや向いている人の特徴も紹介します。

友情結婚とは、夫婦間で性的関係を持たず、愛情や友情といったさまざまな気持ちのつながりで結婚することです。

一般的な恋愛結婚と同様に、友情結婚も互いに協力しながら生活したり、信頼関係を築いたりすることを前提としています。

つまり、夫婦間に性的関係がないこと以外は、一般的な恋愛結婚と変わりありません。

友情結婚に関する詳しい解説はこちら:「友情結婚とは」

友情結婚と混同されがちなパートナーシップ・結婚の形には以下が挙げられます。

  • 共生婚
  • ルームシェア
  • 契約結婚
  • 事実婚

それぞれの特徴や友情結婚との違いについて詳しくみていきましょう。

共生婚との違い

共生婚とは、婚姻届を提出し法的に認められた夫婦で同じ家に暮らすものの、お金の管理・部屋・家事・食事などは別々で、互いの生活には干渉しない結婚の形です。

また、共生婚をする夫婦の多くは、夫婦間で恋愛感情や性的関係を持ちません。そのため、夫婦の関係性はルームメイトに近いといえます。

友情結婚と共生婚は、夫婦間に性的関係がない点では同じです。違いは「互いの生活に干渉する度合い」にあります。

共生婚では互いの生活に干渉しないことを基本としていますが、友情結婚では話し合いによってお金の管理や食事などを一緒にすることがあります。

互いの生活に干渉せず、自由度がより高い結婚を望む場合は、共生婚が向いているかもしれません。

関連記事:共生婚とは「友情結婚」の一つの考え方

ルームシェアとの違い

ルームシェアとは、友人や他人などと一緒に同じ部屋で暮らすことです。

一般的に結婚を前提としていない友人や他人などと暮らすことを指すため、ルームシェアする相手がパートナーという認識はありません。

一方で、友情結婚は互いをパートナーとして認識している点がルームシェアとの違いです。友情結婚した夫婦は、単なる共同生活にとどまらず、夫婦として支え合う深い関係にあります。

このように、友情結婚とルームシェアは共通する部分もありますが、まったく異なるものです。あくまでもルームシェアは居住形態のひとつ、友情結婚は結婚の形のひとつと覚えておきましょう。

契約結婚との違い

契約結婚とは、結婚前に結婚生活に関するルールや条件を契約として定めたうえで結婚することです。

夫婦間に恋愛感情がなく互いのメリットを実現することが目的のケース、恋愛結婚であっても結婚生活をより円満にすることが目的のケースなど、契約結婚の目的・パターンはさまざまあります。

このように、契約結婚には契約を結ぶか結ばないかの違いなので、恋愛結婚で契約する夫婦もいるように、友情結婚でも契約する夫婦、しない夫婦がいます。

例えば、恋愛結婚で夫婦間で性的関係を持ちたくない人は、契約結婚で結婚後に性的関係を持たないことを契約で定めておく方法もあります。しかし、夫婦の一方が結婚後に性的関係を望むようになった場合、結婚生活が破綻してしまう可能性が考えられます。

そのため、セクシャリティの関係で夫婦間の性的関係を持ちたくない人は、互いに性的関係を望まないことが前提の友情結婚がおすすめです。

関連記事:契約結婚とは

事実婚との違い

事実婚とは、婚姻届を提出していないものの、互いを夫婦と認識しながら共同生活を送る結婚の形です。

婚姻届を提出しないため、法的な夫婦とは認められないものの、婚姻届を提出する法律婚と同様の扱いを受けられる場面もあります。例えば、婚姻関係を解消する際の財産分与は、事実婚であっても適用されます。

そして、事実婚には恋愛結婚も含まれ、夫婦間に性的関係を持つことも多い点が友情結婚との違いです。

また、事実婚は婚姻届を提出しない点が大きな特徴であり、なかには性的関係を持たない夫婦として婚姻届を提出しない「友情結婚かつ事実婚」というケースも挙げられます。ただし、一般的に友情結婚では婚姻届を提出し法的な夫婦となることが多い傾向にあります。

友情結婚では、「家族・パートナーがいる安心感を得られる」「周囲のプレッシャーから解放される」など、恋愛結婚と同様のメリットを得られます。

また、以下のような友情結婚ならではのメリットもあります。

  • セクシャリティを疑われなくなる
  • 恋愛結婚のように恋愛感情に振り回されない
  • 恋愛結婚のように、セックスレスの不満がない

それぞれのメリットについて詳しくみていきましょう。

セクシャリティを疑われなくなる

友情結婚することで、セクシャリティを疑われる機会が減る点は友情結婚のメリットです。

結婚していない人に対して、なかには「ゲイでは?」「レズビアンでは?」など、セクシャリティを疑う人がいます。実際のセクシャリティがどうであれ、セクシャリティを疑われることにストレスを感じる人は多いでしょう。

しかし、友情結婚によってセクシャリティを疑われる機会は減るため、余計なストレスや不安の解消につながります。

関連記事:セクシャリティの種類を解説!セクシャリティの6つの要素とは?

恋愛結婚のように恋愛感情に振り回されない

友情結婚は、恋愛感情や性的欲求ではなく、フラットな気持ちで家族となれるパートナーかどうか見極めて結婚するため、結婚を決めるときも結婚後も恋愛感情に振り回されることがありません。

一般的な恋愛結婚の場合、恋愛感情から結婚に発展したものの、結婚生活を送るうちに恋愛感情が冷めてしまい離婚したというケースが挙げられます。

しかし、友情結婚の場合、そもそも恋愛感情を持たないため、「勢いで結婚を決めてしまった」「恋愛感情が冷めたから離婚したい」といったことを避けられるでしょう。

このように、友情結婚は恋愛感情に振り回されることがないため、冷静な判断や穏やかな生活がしやすい点がメリットのひとつです。

恋愛結婚のように、セックスレスの不満がない

友情結婚は、性的関係を持たないことが前提です。他者に性的欲求を抱かないセクシャリティや、異性に性的欲求を抱かないセクシャリティの人が希望するため、結婚後に夫婦間で性的関係を持つことがありません。

恋愛結婚の場合、セックスレスになるかもしれないという不安が生まれる可能性もあります。しかし、はじめから性的関係を持たない友情結婚では、セックスレスになる心配も不要です。

このように、夫婦間の性的関係に関する心配や不安がない点は、友情結婚ならではのメリットといえます。

結婚して一緒に住んだり親戚付き合いをしたりして、1人の時間や自由に使えるお金が減ること、価値観の違いから結婚生活にストレスを感じることがあるなど、友情結婚のデメリットには恋愛結婚と同様のものがあります。

ほかにも友情結婚ならではのデメリットとしては、以下が挙げられます。

  • 友情結婚に否定的な人と疎遠になる可能性がある
  • セクシャルマイノリティに関する活動がしにくくなる

それぞれのデメリットについて詳しくみていきましょう。

友情結婚に否定的な人と疎遠になる可能性がある

家族や友人など、周囲に友情結婚であることを打ち明けた場合、友情結婚に否定的な考えを持つ人とは疎遠になる可能性があるでしょう。

友情結婚は結婚の形としては新しく、昔ながらの価値観を持つ人にとっては理解できないと感じられるかもしれません。場合によっては、親から友情結婚を認めてもらえないということも考えられます。

そのため、友情結婚である事実を打ち明けるべきかは、パートナーと事前によく話し合うことが大切です。基本的にはいわないほうが良いとカラーズでは考えています。

セクシャルマイノリティに関する活動がしにくくなる

友情結婚をすると、セクシャルマイノリティに関する活動がしにくくなる点がデメリットのひとつです。

友情結婚する人の多くは、セクシャリティを周囲にカミングアウトしないまま結婚する傾向にあります。

この場合、結婚をしながらセクシャルマイノリティの活動に参加すると、周囲からは「セクシャルマイノリティなの?」「結婚相手もセクシャルマイノリティなのでは?」などと疑われる可能性があります。

そのため、友情結婚後はセクシャルマイノリティに関する活動がしにくくなり、もしセクシャルマイノリティに関する活動をする場合はパートナーとの相談が必須となります。

他者に性的欲求を抱かないセクシャリティ、異性に性的欲求を抱かないセクシャリティの人は、友情結婚がおすすめです。

性的な関係を持たないという契約のもとで結婚する契約結婚も方法のひとつですが、結婚後にどちらか一方が性的欲求を抱くようになる可能性もあります。

その点、友情結婚は夫婦間に性的関係を持たないことを前提としているため、結婚後も性的関係に関する悩みや不安を持つ必要がありません。

そのため、「結婚相手と性的関係を持てない」という人は、友情結婚を選択肢のひとつとして考えてみてはいかがでしょうか。

友情結婚相談所カラーズでは、友情結婚を希望される方のサポートをおこなっております。無料相談も受け付けておりますので、気になる方はお気軽にご相談ください。

友情結婚は、夫婦間に性的関係を持たず、愛情や友情などの気持ちのつながりで結婚することです。夫婦間に性的関係がないこと以外、一般的な結婚と変わりありません。

また、友情結婚以外にも共生婚やルームシェア、契約結婚、事実婚など、さまざまな結婚の形がありますが、似ているようでそれぞれの違いやよさがあります。

自分らしいライフスタイルを実現するにはどうすればよいかを考え、自分にあった結婚の形を選びましょう。
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代表中村
著者:代表中村

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