セクシャリティ
ノンセクシャル(ノンセク)・アセクシャル(Aセク)だと自認するタイミング
目次
友情結婚を希望する女性の約78%がノンセクシャル(ノンセク)orアセクシャル(Aセク)
こちらはカラーズにお問い合わせいただいた友情結婚に興味がある女性1,702名のセクシャリティ比率です。
圧倒的にノンセクシャルとアセクシャルが多いのがわかりますよね。
さらにカラーズでご成婚された女性201人中、95人がノンセクシャル、90人がアセクシャルと、実に92%を占めています。
数字で見てもらっても多いということが分かるかと思います。(*2022年11月時点)
ノンセクシャル・アセクシャルについて詳しくはこちら>>
ノンセクシャルとは?アセクシャルとは?
アセクシャルとは
ノンセクシャル・アセクシャルの女性が自認するタイミングは比較的遅め?!
ほんの数年前までは、セクシャリティはあくまでも自認なので、自分で気づかない場合は遅い方で30代、40代以上の方がいらっしゃいました。
比較的、ゲイやレズビアン、バイセクシャルの方は自認が早いのですが、ノンセクシャル・アセクシャルの女性は自認が遅い人が多いように思います。
何故かというと、カラーズにご相談にお越しいただくノンセクシャル・アセクシャル女性で自分がそうかもしれないと気づいたタイミングの多くが、「婚活をして」、なのです。
ということは婚活をされなかった人は気づかない人もいるという仮説がたちます。
「若い時は、好きになる男性・性行為をしたいと思えるような男性にまだ出会ってないだけで、いつかはするんだろうなぁ、と思っていたんですが」と。
そして婚活をしてみて、いろんな男性と会ったけど、
「女性としてみられる、求められるということがやはり無理でした。」
という流れが本当によく女性から伺う話です。
ただここ最近では、ドラマや漫画などで「アセクシャル」「ノンセクシャル」というワードが出てくるようになり、それと同時に自認される方も増えてきました。
特に高橋一生さんが主役を務めていた「恋せぬふたり」の反響が大きかったように思います。
ワードの認知率上昇と比例して自認率も上がっていると相談を受けていて感じます。
そのため若い20代の方の相談も増えてきましたね。
アセクシャルとノンセクシャルの違いは?
一般的に、ノンセクシャル(非性愛)とアセクシャル(無性愛)は異性にも同性にも、性的欲求を抱かない性質のことを言います。
そして、ノンセクシャルは恋愛感情は抱く一方、アセクシャルは恋愛感情も抱かないという違いがあります。
つまり、ノンセクシャルの方は、男女で恋愛をすることができますが、相手から性行為を求められることに辛さを感じている方がいます。
アセクシャルの方は、男女で友達以上の関係を築くのが難しいといわれています。
アセクシャルは性的な行為の関心や欲求が少ない、もしくは存在しないと言われていますが、無性欲(性欲自体がない)や、性嫌悪(性的行為に嫌悪感を抱く)、性的欲求低下障害とは別に定義されているのです。ノンセクシャルと性嫌悪障害を同じものとして捉えられることがありますが、それも誤りです。
何が違うのか?と定義づけしようとすると難しくなるかもしれませんが、「定義づけ」で考えるのではなく「目的」で考えると意外とわかりやすいです。
例えば、アセクシャルと性的欲求低下障害の違いでいうと、アセクシャルは当事者が共通の経験をもとにコミュニティを作るためである一方、性的欲求低下障害は医療者が問題を書き出して治療するため、と捉えると理解しやすくなるのではないでしょうか。
最近では、恋愛感情の有無に関して「ロマンティック・アロマンティック」という言葉が使われています。
恋愛感情はあるけれど性的欲求を抱かない、「ロマンティック・アセクシャル」。恋愛感情も性的欲求も抱かない、「アロマンティック・アセクシャル」。
アセクシャルと一言で言っても、実は色んな方がいらっしゃるのです。
とはいうものの、私たちもコミュニケーションのため共通意識として、アセクシャルは「恋愛感情も性的な欲求もない」方だとしています。
アセクシャル/ノンセクシャルの方あるある
アセクシャル、ノンセクシャルといっても色んなタイプの方がいらっしゃって、定義づけしていくことは難しいです。
ここでは、いままで相談にきてくださったアセクシャル/ノンセクシャルの方々の「あるある」をご紹介します。
※アセクシャル/ノンセクシャルで分けていません。
♦付き合ったことはあるけど・・・
⇒恋愛感情があって一緒にいると楽しいけれど、キスやそれ以上を求められるのが辛い
⇒恋愛感情を向けられた途端気持ち悪くなる
⇒恋愛感情を向けられても大丈夫だけど、同じようにお返しできないから申し訳ない
⇒相手から「好きじゃないよね?」といつも言われてしまう
⇒デート中は楽しいけど、性的な雰囲気を相手が出し始めると帰りたくなる
♦そもそも付き合ったことがない、なぜなら・・・
⇒恋愛が分からないから付き合うということを避けていた
⇒異性から付き合おうと言われたことはあるけど、異性としてみられていたんだと感じて嫌悪感がわく
⇒「好き」だとは思うけど、付き合いたいとは思わない。
♦性行為はできるけど・・・
⇒相手に求められたら対応してたけど、何がいいか分からない。「無」という感じ
⇒最初は頑張るけど、回数を重ねると本当に無理
⇒性行為を自分が楽しめないから、他のカップルの話しを聞いて自己嫌悪に陥る
⇒興味がないから相手に文句を言われてしまう
⇒恋愛感情を向けられることが無理
♦性行為はしたことがない、なぜなら・・・
⇒頑張ってトライしたけど最後まではできたことがない
⇒性行為をするなんて考えられない
⇒(特に女性)性行為をするのはみんな義務でしていて、女性でしたいっていう人なんていないと思っていた
♦私は友達だと思っていたのに・・・
⇒告白されてお断りすると「思わせぶりな態度とっていたのに!?」と驚かれる
⇒告白されて、「異性と見られていたんだ」と感じ急に気持ち悪くなった
⇒告白されて付き合ってみたけど、友達と恋人の違いが分からない
♦彼氏にアセクシャルについて説明して理解したって言ってくれたのに・・・
⇒いつかは性行為を受け入れてくれると思っていた、と言われた
⇒性行為できない人はいないので、いつかはできると思っていたと言われた
⇒結局性行為を求められた
♦周囲の会話に違和感を持ち、相談してみるも・・・
⇒「その時はいつかくるよ!」「まだ若いから。。。」「本当に好きな人に会えたらわかるよ!」「性欲が沸くのは20代後半の人もいるみたいだよ」…と言われ素直にその言葉を信じていたけど、やっぱりそうではないと結婚適齢期前後に気づかれる方が多いです。
世の中にアセクシャルってどのくらいいるの?男女では?
人口の1%がアセクシャルだと言われています。
イギリスのBogaertによると、人口の1.1%はこれまで誰に対しても性的に惹かれたことがないアセクシャルであるとのことです。
また、男性よりも女性にアセクシャルが多いとも言われています。これは入会相談を受けている私も同意です。
カラーズの友情結婚に興味をもってくださった男性814名中49名がアセクシャルでした。約6%ですね。
それに比べて女性は前述のとおり40%と大きな差があります。
では、なぜ男性は女性より少ないのか?
それは、女性のほうが性器の形成上からも性的興奮に鈍感なところがあるからなのかや、男性は生物学的に子孫を残さなければならないという本能が強いためにアセクシャルは女性のほうが多いのではないか、と考えています。
「セックスしたくない」「セックスできない」という方に知ってほしい友情結婚という選択肢
未婚者も増え、結婚しない選択肢ももちろんありです。一般の結婚では3組に1組が離婚されている時代です。
はなから結婚に興味がない、メリットに感じない人が増えているのも普通になってきました。
ただ、結婚がしたいけどセクシャリティのためだけに諦めている人がいるのは悲しいものです。
「セックスしたくない」「セックスできない」という方は
まずはご自身がアセクシャルかノンセクシャルかも知れない、ということを知って欲しいです。
そして結婚をしたいと願っているなら、「友情結婚」という選択肢もあるということを知って欲しいです。
カラーズで提供している結婚は、「性愛関係がない結婚」です。あとはご自身がどんな結婚相手とどんな結婚をするかは自由です。結婚に”こうあるべき”、ということは一切ないです。
まずは自分がどうしたいか?そしてそれを叶える相手を見つけて、2人で2人の新しい型を創り上げていく、ということが結婚です。
友情結婚適性診断
友情結婚適性診断とは、恋愛結婚に違和感がある方のための無料の適性診断です。「異性とセックスができない」「LGBTだけど結婚したい」などお悩みの方が対象となっています。設問は最大で10問(最短で4問)。回答に応じて、あなたの友情結婚の適性を診断します。
恋愛結婚に違和感がある方のための 友情結婚適性診断
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