セクシャリティ
友情結婚とセクシャリティについて
友情結婚相談所を運営していたら、たまに取材の依頼をもらうことがあるのですが、知らないことだらけでびっくりされることが多いです。
でも実は活動を希望されるほとんどの方も知識ゼロの状態、もしくはネットの情報で友情結婚ってこういうことだろうとある程度決めつけというか憶測のような感じで来られるので、「知らないこと、考えてもみなかった、そういうことか!」というような反応をされることは多いです。
特にセクシャリティについては、時間が限られているのでそこまで詳しくはお話しませんが、自分以外のことは同じセクシャリティでも知らないという方がほとんどで、当事者でも固定概念は偏見や決めつけなど持たれている方もいて、みんなそれぞれですよ、と伝えることが多いです。
今日はカラーズにお越しになられるお客様のセクシャリティについて少しご紹介したいと思います。そしてこの内容も一部の話で、すべての人には当てはまりませんし、何度も繰り返してしまいますが本当に様々です。
目次
自分でもよく自分のセクシャリティについて分からない
自分だけなんでこんなことに?そしてよく自分でも自分のことがよく分からない・・・なんで私だけ・・・と思われている方は多いのですがそんなことはありません。今まで相談に来られた半数以上の方が同じように、自分で自分のことがよく分からないという方です。セクシャリティはあくまでも自認。このセクシャリティはこう!みたいな定義付けはできないということを色んな方の話を聞いて感じています。
友情結婚を希望されている方のほとんどがカミングアウトを全くしたことがない人
カラーズに相談に来られる95%ぐらいがカミングアウトを全くしたことがない方です。親しい信頼のおける友人や同じセクシャリティの人には言っている、というのはありますが、身内や職場で言っているという人は100人に3人いるかいないかぐらいです。
同性愛者いわゆるゲイ、レズビアンの方でもパートナーがいない、全く何も同性愛活動をしたことがない人も多い
友情結婚を希望されるセクマイの方で決まったパートナーがいる人は本当に少数です。これも100人中3人いるかいないかぐらいです。
そしてパートナーがいないというだけで、例えばゲイの方。いわゆるゲイ活動みたいなことはしているのかというとそれもあまり・・・です。いろんな方がいますが、”ノンセクシャルよりのゲイの方”は本当に多いです。ゲイという自認はあるけど、全く何もしたことがないし今後したいとも特に思わない。
あるゲイの会員様がおっしゃっていてまさにと思いましたが、
「ノンケ(ストレート)の方が全員異性と性行為をしたり、お付き合いしたことがあるかというとそんなことないと思います。付き合ったこともないし、童貞や処女の人もいますよね。ましてやゲイとなると、自然に出会うことは難しい。出会うとなるとアプリや掲示板で積極的に出会いを求めないといけない。
異性愛者でも結婚などの目的がなければ、性行為だけで、そこまでする人は多くないですよね。自然に出会うチャンスがあるノンケでも何もしたことがないし、ネットを使ってまでしたくない、という人がいるんだから自然に出会うことがほぼないゲイやレズビアンで、全く何もしたことがないという人がそれなりの数がいることは当たり前です。」と。
女性はノンセクシャルとアセクシャルが大半
レズビアンの方はカラーズでは本当に少ないです。ゲイ男性でたまにセクシャリティで理解がし合えそうなのでレズビアンの方がいいです、と言われる方もいるのですがご紹介できる方が本当に少なくて。
カラーズの女性会員はノンセクシャルかアセクシャル女性が現在だと9割ぐらいです。(ノンセクシャルとは?アセクシャルとは?はこちら>>)
言い出したらきりがないですが、基本的にセクシャリティの物差しは自分しかなく、自分以外は未知です。わかろうとしても難しいし、人の数ほどセクシャリティは存在します。
男性と女性という二つだけの性でも、男性が女性のことを100%理解できないですし、男性はこう!女性はこう!と言えないのと同じです。私は体の違いと戸籍の違いしか共通点はないと思っていてあとはそれぞれ。セクシャリティも同じことだと思っています。
私も数百人と面談してきましたが数百人みなさま違います。ネットやメディアの意見、一個人の意見だけを取り入れて、決めつけや偏見はしないでほしく、そして「結婚」となると、セクシャリティで判断ではなく、他の色んな結婚への条件や人柄、相性などで判断して欲しいと願っています。
カラーズに入会相談を申し込む
記事を検索する
関連の記事
人気の記事