アセクシャル・ノンセクシャルは知らない人が多い？

2018.09.19

2024.06.05

セクシャリティ

私のブログで特にアクセスが多いのはセクシャリティに関する記事です。
過去に書いたものなどを読み返すと、当時わからなかったことや知らなかったことが今になったら伝えられる、と思うことがあります。
日々、色々な方と直接お話しすることで知識が増えていっているのかなぁと思う反面、今まで聞いたことがないお話を今でも聞くことが多いので、セクシャリティって複雑ですし、まさに”人の数だけ存在する”と感じています。

LGBTと比べてアセクシャル・ノンセクシャルは知られていない

LGBTと比べてアセクシャル・ノンセクシャルは知られていない

カラーズのご相談者の中で、カラーズのHPでアセクシャルやノンセクシャルという言葉を初めて知ったという方は多いです。

関連：アセクシャル・ノンセクシャルとは？
関連：ゲイとは？

先日、人気婚活ブロガーの方からカラーズのことを紹介していただけるということで幾つか質問をいただきました。
そのブロガーさんには、日々読者から色々な婚活の質問や相談が来るそうなのですが、そんな中

「人を好きになったことがなく恋愛感情がわかりません。友達にそのままじゃ結婚は無理じゃないかと言われました」
「婚活をしているのですがボディタッチをされると嫌な気持ちになります。」

こういう質問が何度かあったそうです。

ブロガーさんはカラーズのことを知っていただいたようで、「読者で悩んでいる方に一つの選択肢としてお伝えできたらと思い」、ということでご連絡をいただきました。
幾つか回答させて頂いたのですが、私のブログでもひとつご紹介したいと思います。

ブロガーさん：
アセクシャル・ノンセクシャルという言葉をカラーズさんのHPで初めて知りました。LGBTは世間的に認知されるようになっていると感じていますが、アセクシャル・ノンセクシャルは私のように知らない人も多いのかな？と感じました。その点について、どう感じられているでしょうか？

中村：
おっしゃる通り、当事者でも知らない人の方が多いです。LGBTといえば、レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーの方で、自分のセクシャリティを自認することがアセクシャル・ノンセクシャルの方と比べると分かりやすいと思います。
それは、好きになった人が同性だった時にそうかもしれない、と思えるからです。一方、アセクシャル・ノンセクシャルは性的欲求を抱かない、ということなのでとてもわかりづらいです。
ノンケでも性行為があんまり好きじゃない、という人も沢山いるので、アセクシャル・ノンセクシャルだったとしても「いつか素敵な人に出会ったらできるはず！」と思ってしまうのは自然なことだと思います。

だからカラーズの女性の多くは、「自分でもよく分かりませんが・・・」とご相談に来られます。
「昔からなんとなく違和感があったけど、いつか好きな人ができれば！いつかそういう人と出会ったら大丈夫！と思っていたけど、結婚適齢期がきてもそんな男性と出会えていない。
でも、結婚はしたいからまずは婚活をしよう！と婚活で色々な人と出会ったけど、誰ともうまくいかなかった。
素敵な人だなと思っても、数回会っていくうちに性的な感情が向けられるようになり、そうなるともう嫌になって会いたくなくなってしまって・・・その繰り返しでなんでだろうと思って調べてみて、初めてセクシャリティのこと、友情結婚のことを知りました。」

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上記は、アセクシャル・ノンセクシャルかもしれない方への回答ですが、実はL・G・B・Tの人でも同じように自分でもよく分からない・・・とおっしゃられるご相談者は多いです。
ほんの一部ですが、このようなお話を聞くことが多いです。