目次
ゲイが友情結婚をして子供を育てるということが果たして良いのか?
こんにちは。カラーズに入会し、友情結婚をしたおこーまると申します。現在妻と2児の子育て中です。
今回もカラーズさんから聞いた入会相談における悩みについて、自身の経験を通じてこのように思う・思っていたということをお伝えできたらと思います。
今回のテーマは、「恋愛結婚でなく、友情結婚をして子供を育てるということが果たして良いのか?」というものです。
とても深刻なテーマであるなと感じました。私も同じく友情結婚した方から上記の悩みを持っていると相談を受けた経験があります。このテーマって考える人は、本当に深くまで考える大切なテーマだと思います。
【婚活前の気持ち】ゲイでも子供が欲しいという自分の気持ちを大切にする
私が婚活前に考えていたのは、【子供を持っても良いか?】ということを主眼に置くのではなくて、【そもそも友情結婚ってしてもよいのか?】ということを主眼に置いて悩んでいました。ですので、婚活前の私の考えは、今回のテーマと少しズレた考えかもしれないです。ただ、完全にズレた話ではないと思うので、あえて記載をさせていただきます。
<結論>
「他人の意見関係なし。自分が良いと思ったらするべき。」
という結論に至り、婚活を始めました。このような結論に至った背景は以下のとおりです。
<背景>
そもそも友情結婚という行為そのものは法律に抵触している行為ではないというところが出発点でした。これは男女の結婚なので当然法律に抵触していません。
また、カラーズの設立にあたっては、経済産業省からの補助金事業として採択されたと聞いています。つまり国としても友情結婚という制度を応援しているということになります。国が応援している事業なのだから、倫理的にもなにも負い目を感じることがないと思いました。
法的にも倫理的にも問題ないという根拠が自分のなかにしっかりあれば、他人になにを言われようが関係ないと割り切り、全力で婚活に臨むと決めることができました。
【子供を授かってみた結論】恋愛結婚でも友情結婚でも子供を育てて良い
婚活を終え、無事結婚もできて2人の子供を授かることができて、思っていることを記載していきたいと思います。
<結論>
恋愛結婚でなく、友情結婚でゲイが子育てしても良いと自分のなかではそのように決着がついています。結局婚活前と同じような結論です。「自分が良いと思ったら、それで良い」
これも、なぜそのように思ったのか以下のとおり記載したいと思います。
<背景>
2人の子供は本当に本当に愛おしいのですが、常時良い感情を抱いている訳ではありません。
例えば、子供の世話をしていて、食事中にあまり食べないで食べ物で遊んだり、飲み物をこぼして遊んだりすることがあって、「ちゃんと食べてくれ。。。」とイラッとしてしまうことがあります。
また、原因不明の大泣きは、なにをしても泣き止みません。至近距離、かつ、長時間の泣き声は、かなり気持ち的にくるものがあります。疲れているときなんかは、なおさら辛いです。
このような気持ちも、子供を持ってはじめのころは、ゲイだからこんなことを思ってしまうのか?とか考えていた時期もありました。
しかし、既婚の同僚と話していて、同僚も大声の泣き声や毎日食事中にイライラしているということを教えてもらいました。「ああ、これ、誰でも思うことなんだ。」と一気に心が軽くなりました。
また、自分と同じくらいの子供がいる人と話をしていて、なんの違和感もなく会話できるし、共感しあえる部分がかなりあったりしました。このことから、父親であること、そして、子育てを一生懸命頑張ることは、別にストレートとかゲイとか全く関係ないなと思うことができるようになりました。
上記の経験をし、「家族を大事にしている」これを自信もって言えるのであれば、他人が何を言おうが、なんの負い目を感じる必要がない!と思うことができるようになりました。
終わりに
今回も前回の記事と同じようなことを書いてしまうのですが、今回のテーマも人の数だけ考えと答えがあるような気がします。ただ、友情結婚をして子供を授かることができて、今本当に幸せに生活している人が実在するという事実があることは間違いないので、友情結婚を検討されている方の一歩の手助けになれたら嬉しいです。