Vol. 24

共働きの子育て

投稿日

2023.11.17

こんにちは。カラーズに入会し、友情結婚(成婚退会)しました、佐藤です。
私は友情結婚する前、正社員でバリバリ働いており、友情結婚してからも変わらず働き続けてい
ました。妊娠・出産を経て子育て中の今、働き方は少し変わりましたが同じ会社で働き続けていま
す。
いわゆる「共働き」で、私と高橋さんで協力して仕事・家事・子育てをしています。

目次

子どもが産まれる前の働き方

友情結婚してから子どもが産まれるまでは、フルタイムで働いていました。
仕事もそれなりに忙しく、残業も一定程度ありましたが、家事との両立はできていたように思います。
職場には育休をしている人、育休明けで働いている人も多く、幸いにも制度が充実していたので子どもを育てながらの仕事にはあまり不安はありませんでした。
もちろん、育休から復帰したら当たり前に働こうと思っていて、辞めたり転職するという選択肢は考えていませんでした。

子どもが産まれてからの働き方:①働く環境

子どもが産まれてからは、育児休職から復帰して時短勤務で働いています。
収入こそ減るものの、職場が少し遠いのもあり、時短勤務ではないと正直やっていけないと感じています。周りにも時短勤務をしている社員が多いため、ロールモデルが多く相談できる環境があったのはありがたかったです。
私ではなく高橋さんが時短勤務をするという選択肢もあったのですが、やはり女性の方が時短勤務をしていることが圧倒的に多いと感じていて、高橋さんだとやりにくいかなと遠慮したのも事実です。
また、私が子どもとの時間が欲しいから時短勤務をしたかったと思ったのもあります。職場環境的にも私の方が時短勤務がしやすく、色々な制度も整っていたので、結果的に私が時短勤務をした方がトータルで良いと思い、そういう選択をしました。

子どもが産まれてからの働き方:②家事分担

家事分担は完全に半々にやっています。
例えば、私が料理をしたら高橋さんが洗い物をする、私が洗濯物を干したら高橋さんが片付ける、といった感じです。もちろん子どもの相手もしなければいけないので、それが崩れることもありますが、どちらかに家事・育児が偏らないように心がけています。
まず、朝は完全に高橋さんが家事をします。朝ごはんの用意、片付け、洗濯物は高橋さんの役割です。私は子どものことをする役割で、ご飯を食べさせたり、着替えや準備などをしています。
子どもがママっ子なので、自然とそういう役割分担になりました。また、私の方が家を出る時間が早いので、私が子どもと一緒に先に出発します。高橋さんはその後に家事を片付けて、出勤します。
夜は時短勤務をしている私が先に帰って、夜ご飯の準備と子どもの相手をします。その間に高橋さんが帰宅することが多く、夜ご飯ができるまでに洗濯物などを片付けてくれています。ご飯を食べた後は、高橋さんが洗い物をして、その間に私と子どもでお風呂に入ります。子どもの寝かしつけも私の担当です。
以上が基本の一日の流れですが、子どもの様子によってはルーティンが崩れることもよくあります。
その辺りは連携をとって、「今何をすべきか?」をお互い考えて動けているように思います。

子どもが産まれてからの働き方:③子どもの対応

子どもが小さいうちは、急な体調不良で呼び出しや自宅で面倒を見なければいけないこともよくあります。
基本は、呼び出しがあったときは私が対応しています。これは職業上、私の方が日中電話に出やすいというのもあって、そうしています。
また、子どもが休むときは私と高橋さんは半々で対応をするように心がけています。もちろんその時の仕事によっては、今日は外せないからお願い、ということもあるのですが、「今日は私が休んだから明日は高橋さんね」といった感じで、どちらかがずっと仕事を休まなければいけない状況は作らないようにしています。
私と高橋さん、どちらも職場がそういった突発的な休みに対応してくれるのも大きいかもしれません。
私の方は在宅勤務もできるので、時には家で仕事をしながら子どもを看ることもあります。

子どもが産まれてからの働き方④実家の協力

実家も義実家も近くには住んでいないので、日頃の育児や家事に実家の協力はありません。
ただ、例えば休日に私が体調が悪くなったとき、高橋さんと子どもの二人だけで義実家に行ってもらって、ゆっくり休ませてもらう…なんてことはあります。実家も義実家も快く迎え入れてくれるのでとてもありがたいです。
今のところは何とかなっているのですが、いつか二人だけではどうしようもないことがあるかもしれないな、とも感じています。いざとなったら両親を呼び寄せたり、ファミリーサポートセンター等を頼ることも考えています。

やってもらって当たり前と思わない

改めて書き起こしていると、よくバランスは取れているのかなと思います。
やはり周りを見ても、女性の方が家事も育児も主体になるという風潮はまだ根強く残っていると感じます。私はそうすべきとは考えていませんし、高橋さんも押し付けることはないので、お互い分担する意識があるのかなと思います。
相手にやってもらって当たり前ではなく、やってくれてありがとう、という気持ちは本当に大事です。
子どもの世話で仕事を休んでくれたときは、仕事に行った方が美味しいスイーツを買って帰るとか、休日に交代で一人の時間を取るとか、「なんで自分だけ」と思わない・思われないように気を付けています。

相手に期待しない

他人同士が一緒に住むわけですから、喧嘩とは言わずとも「なんで○○してくれないの?」と苛立つこともあります。
でもそれって自分がそうしたいから、相手もそうすることを『期待』しているわけで、その期待に応えてくれないから自分が勝手に怒ってるだけなんですよね。
私はよくそう思って苛立ってしまう方なので、なるべく期待をしないように心がけています。して欲しいではなく自分でやる、して欲しい時は口に出してお願いする、というのを意識しています。
そうすると、相手がしてくれたときに「えっ、してくれたの?ありがとう!」と思えるようになります。
ただ、家事・育児を全くしないことに対しては「なんでしてくれないの」と思って良いと思います。たとえどちらかが非正規雇用でも、時短勤務でも、働きながらの家事・育児は本当に大変です。
家事ができているから仕事が当たり前にできるわけで、家事を軽視していいとは思いません。

両立は大変?

家事・育児・仕事の両立は大変とよく聞きます。実際、大変ではないと言ったら嘘になります。
でも私は、育休中で家事・育児だけしていたときよりも、仕事をしている今の方が楽だなと思います。
何より、育児はすごく大変です。体力も必要だし、子どもは大人の思い通りにはなりません。常に目が離せないし、考えることはたくさんあるし、トイレに行くのもままならないこともあります。
仕事をすると社会と繋がって、家族以外の人と話す機会もあって、家事・育児だけの時よりもある意味息抜きになるように思います。子どもの手を離れて、自由に過ごせる時間があることもすごく大事です。
両立は大変ですが、工夫できることはたくさんあります。食事づくりは頑張らないとか、掃除も程々にするとか、寛容さが大事だと思います。あっという間に毎日が過ぎますが、充実してると感じますし、これまでの人生の中で子どもが産まれてからが一番楽しいなと思います。

ぜひ、お互いを思いやって、充実した毎日を過ごして欲しいなと思います。

sato
著者:佐藤

10代でノンセクシャルを知り、20代で恋愛結婚はできないと断念。一念発起してカラーズに入会後、友情結婚(成婚退会)しました。人工授精で子どもを授かり、現在は夫の高橋さんと協力しながら子育て真っ最中。元友情結婚活動者、結婚当事者のリアルな姿をお届けします。