Vol. 5

≪前編≫結婚後、イメージと違った事やケンカのこと

投稿日

2024.01.10

更新日

2024.01.25

明けましておめでとうございます。けちゅこです。
気付けば冬になっていました。早すぎます。
先日、大谷翔平選手がドジャースと10年1015億の契約した事がニュースになりましたね。金額よりも大谷が29歳になっていたことに驚きでした。あ、あのオオタニサンがもう29歳ですって・・・?
鈴木福くんもいつの間にか大学生になってるし、早い早い早すぎる。我が家の掃除機は夫が大学時代に買った物をいまだに使っているというのに。
そういえば女っ気の無いオオタニサン、もしかしたら性的マイノリティだったりするんでしょうか?そうだったら嬉しいです。

目次

はじめに

今回は、結婚前と結婚後で自分の想像していたイメージと違っていたなぁと思う点があるので、その事について書いていこうと思います。

婚活中の方は話し合いシートを使って意見のすり合わせをしていると思います。
私たちも、結婚前は話し合いシートを使って将来の展望を話し合いました。
ただ、環境や気持ちは変わります。

例えばですが、週に1回は趣味に出掛けたいと思っていて、相手に了承も得ていたけど、子供が産まれたら、やっぱり趣味は辞めて欲しい、と言われてしまったとか。
地元に帰ってこなくていいと言われていたのに、やっぱり実家を継げと親に言われたとか。
友情結婚、恋愛結婚に関わらずあり得る事だと思います。

子供が欲しいと思っていたから「同居子供あり」のパートナーと結婚したのに、子供やっぱりいらないと言われた、とかは少し同情しますが、相手もそれなりの理由があるんだと思います。
他人と暮らすという事は、思い通りにならない事の連続です。

誓約書を書くという方法もありますが、自分の置かれている環境が変わった時に、それが首を絞めることになったらなぁ、と思い、私は誓約書は書きませんでした。夫も、誓約書は書かなくていいよね、という感じでした。
でも、結婚前は想像してなかったこと・イメージと違ったこと、それはいくつかありました。

1つ目:育児に関れる時間

1つ目は、相手の育児に関われる時間です。
結婚前は定時で帰れていて時間に余裕のあった彼でしたが、結婚後に職場の環境が変わり、残業が多くなりました。
朝まだ薄暗い中に家を出て、日付が変わろうとする頃に帰宅する、なんて日もよくありました。
休みの日も仕事を持って帰るほどの多忙ぶりを間近で見て、家事育児は彼に頼る事は出来ないだろうと思いました。
実際、2人目が産まれてからも、ほぼ私のワンオペ育児でした。2人ともママっ子だった事が、更に輪をかけていました。
私は専業主婦だったので平日は想定内でしたが、土日も家事育児が私に全振りされる事は想定していなかった為、結婚後のイメージと違っていた事のひとつです。
結婚前は、「休みの日はピクニックに行ったりキャンプしたり、家族でお出かけしたいなぁ〜」と思っていましたが、疲弊している彼を見ていると、とてもじゃないですが言えませんでした。
ただ、私も仕事を頑張っていた時期があったので、彼の気持ちには共感できました。
なので彼には休める時はなるべく休んでもらい、私が家事育児を担当して、そのぶん仕事に集中してもらおうと思いました。もし自分だったらどうして欲しいかなぁと考えた時、そうしてもらえたら助かるかな?と思ったので。
ただ、第一子が産まれて3〜4ヶ月ほど経った頃、自分の気持ちに変化が生まれました。

結婚後はじめてのケンカ

きっかけは、子供のお風呂のことでした。
平日は彼の帰宅が遅い為、私が子供をお風呂に入れていました。その代わり、週末は彼が子供のお風呂担当になっていました。彼が子供と入ってくれる日は私が1人でゆっくりお風呂に入れる日で、貴重な1人の時間でもありました。
しかし、彼が子供をお風呂に入れられない週末がたまたま続き、私の1人時間が無くなってしまった時期がありました。
最初は「いいよいいよ〜」と言っていましたが、段々と「君と違って私には自由な時間が全然無いんだが?おん?」と、彼に対してモヤモヤし始めました。

「土日のどちらかくらいは子供をお風呂に入れて欲しいんだけど!」

ある週末にイライラが積もった私は、月曜日、出勤前の彼に責めるような言い方で不満をぶつけてしまいました。思い出すと今も申し訳なく思います。自分としては心苦しい思い出です。
その後、話し合って一旦幕は閉じましたが、お互いモヤモヤはしばらく残りました。
モヤモヤが積もる前に、「1人時間が欲しいから協力して欲しい」と言えば良かっただけなのに、その時は喧嘩腰で言ってしまいました。
それが結婚後に初めてしたケンカだったんじゃないかなぁと思います。普段ケンカにはならないのですが、年に1回くらいケンカになる時もあります。
ケンカの後は謎に絆が強まっているような気がします。雨降って地固まるみたいな(笑)
私達はSEXをしないので、俗に言う「仲直りSEX」みたいなものが無い代わりに、言葉で感謝を伝え合うようになったのかもしれません。
本気で離婚考えるくらい腹立つ事もありますけどね(笑)
でも1ヶ月も経てば「そんな事もあったなぁ」って感じで怒りはスポーンと忘れてしまって、普通に話して笑ってます。

また、相手にモヤモヤする事で、気付きもありました。
それは、私の理想を彼に押し付けてしまっていたんだなぁ、、、という事です。
仕事が多忙な彼の事をフォローしてあげようと思っていたのに、「1人で家事育児している私を労えー!」「1人の時間が欲しいぞー!」というプラカード持ってワァワァ言ってる人になってました。これって産後あるあるではないでしょうか?(・・・ですよね?)
「もっとこうして欲しい、ああして欲しい」と、理想を押し付けている自分に気付く事ができ、自分の願望を押し付けないように気を付けなければ!と思いました。
彼の問題じゃなく、自分の心の問題なんだよなぁ、と。
相手を変えようと思ってはいけないとよく聞きますが、本当にその通りだなぁと思います。
彼も好きで残業や出張をしている訳では無いですし、私達家族を養っていく為に仕事を頑張ってくれています。
その事に感謝しなきゃバチが当たるなぁなんて。
それと、男性は子供が産まれても当事者感が薄いと聞いた事があるし、女性と温度差が生まれてしまうのは仕方ない事・・・というのは余裕のある今だから言える事かも(笑)
ケンカもありましたが、結婚1年目から4年目まではワンオペでもなんだかんだやれていて、楽しく暮らしていました。

結婚5年目の現在は、彼の職場の環境が変わった事で家族のライフスタイルに大きな変化がありました。その辺りはまた追々書いていきたいなと思います。

確かに結婚前のイメージとは違っていましたが、そのぶん、ご近所の方やママ友たちにすごく助けてもらいました。お互いの実家も遠かったので、緊急の時はご近所の方にお願いして子供を預かってもらった事が何度もありました。子供もすっかり懐いていて、もはや親戚のような間柄に(笑)
もしも彼に余裕があって、長期出張も無く、休みの日はいつも家族で出掛けていたなら、ご近所の方々とはここまでの関係性にはなっていなかったと思います。
だから、出会いをくれた彼にも、ありがとう!という気持ちです。

長くなりそうなので、≪前編≫としてまずはここまでとします。
≪後編≫でも引き続き「結婚後、イメージと違ったこと」をお伝えしたいと思います!

kechuko
著者:けちゅこ

アセクシャルで二児の母。 2018年にカラーズ に入会し、7ヶ月間の活動を経て、現在のパートナーと出会い、成婚退会。シリンジでの妊活経験や、アセクシャルである事の悩みなど、マイノリティだからこそ、この経験をもっと共有していくべきでは、と思い、ブログに参加する事に。名前の由来は娘のおしりの呼び名から。