Vol. 10

カラーズ入会前に悩んでいたこと

投稿日

2024.09.30

こんにちは、けちゅこです。

先日、結婚5周年を迎え、友情結婚6年目に突入しました。
私には子供が2人いますが、2人とも成長してきて、自分でお着替え出来るようになったり、2人で一緒に遊んでくれるようになってきたので、少し楽になってきました。

ここ数年、気付いたら結婚記念日が過ぎていた…という事が続いていましたが、今年は前日にハッと思い出し、急いでケーキを予約しました。
家族でケーキを囲んで記念写真を撮りたいな〜なんて思っていましたが、怪獣2匹を前にしてそんな悠長な事はやってられず。なんとか子供達と夫の写真をパパッと撮りましたが、寝た後にカメラロールを見返してふと気付く。私だけいつも写真に映ってないんだよな〜。
たまに「写真撮って〜!」と夫に要求してますが、カメラ目線じゃない自然な写真も欲しいんじゃい(圧)

そんな夫は、大谷翔平が50−50を達成した2日前くらいに「そういえば最近よく見る50−50って何のこと?」と聞いてくる可愛らしさも持っています(笑)

さて、前回は友情結婚1年目に悩んでいたことをテーマに書きました。 今回はもう少し遡って、カラーズ入会前に悩んでいたことを書いていきたいと思います!

vol.1でも少し書きましたが、カラーズ入会前に、中村さんと面談を行いました。
その面談で私がハッとしたのは、「なぜ結婚したいと思ったんですか?」という中村さんからのシンプルな質問でした。
深い所で考えた事が無かったので、中村さんから質問にドキリとしました。

自分が何と答えたのかは覚えていませんが、
「子供が欲しいと思ったから」
「家庭を作りたいから」
多分そんな風に答えたんじゃないだろうかと思います。それは確かにそうなんですが。

誰かとも話す機会がなかったので、自分の中では気持ちを明確にしていたつもりが、実はなっていなかったというか。 中村さんの面談をキッカケに、「どうして友情結婚までして、私は子供が欲しいんだろう?」と考えました。

子供が好きだから欲しいと思っていました。

でも、「みんながあのゲーム持ってるから欲しい」みたいな気持ちと、私の「子供が欲しい」という気持ちって、どう違うんだろうか。
もしかして私は子供を所有物のように思っていたのかな?
そんな気持ちで命を預かっていいのかしら?と心にブレーキが掛かりました。

そもそも、なんで私は子供が好きなんだろう?可愛いから?
でも子供はいずれ成長して大人になりますよね。
可愛い子供も、男の子ならいずれ髭も生えてくるし、女の子は早い子は小学校低学年で生理が来て大人の体になるし。
それでも私は可愛いと思えるのかな?
小さな子供の頃しか可愛いと思えなかったら?
そんなに子供が欲しいなら、養子を迎えた方が良いんじゃないか?
いやでもパートナーの方の気持ちもあるし、簡単に言える話じゃないよね・・・。
など悶々と考え、即入会する気マンマンで中村さんと面談しましたが、その後3ヶ月ほど自問自答をしていました。自問自答どんだけすんねん。しかもいまだに答えは分からず。悩んだ意味(笑)

ただ分かった事は、「私は自分勝手な気持ちで子供が欲しいと言っていたんだな」という浅はかさには気付く事が出来ました。
こんな気持ちで子供を作ってはいけないんじゃないか?という気持ちと、人生1回きりなんだから後悔したくない!という気持ちがせめぎ合い、最終的には開き直りました(笑)

「自分のわがままで子供を作るんだから、絶対に、産まれてきてくれた子は幸せにしてあげよう!子供だけでなく、パートナーも幸せにしてあげるんだ!家族全員だ!!」と、思いました(笑)

そうしないとバチが当たりそうな気もしました(笑) 幸せ家族計画を決意表明(?)したら、自分の中で何かがストンと落ちて、悶々とした気持ちがクリアになりました。

入会前に悩んでいた事のもう一つは、転居するべきかどうかです。
私は実家で母親と2人暮らしでした。私が居なくなると母親が1人になってしまいます。

兄家族と妹家族は実家の近くに住んではいましたが、良き話し相手だった私が居なくなってしまうのは、母は寂しがるんじゃないかと思いました。

でも私は地方在住者。同じエリアにいる会員を紹介してもらいたいとなると、かなり限られてくるのでは…と悩みました。

ある日、近所のコンビニに行ったら、高校の同級生にばったり会いました。卒業式を最後に会っていなかったので、会ったのは数年振り。聞くと、このコンビニの近くに住んでいるそうで、ここにはしょっちゅう立ち寄るとの事。こんなに近くにいたんだね〜とお互い笑顔になりました。

近くに住んでいるのに、こうやって何年も会わない人もいる。会おうと思わないと会えないって事か〜。あれ?それならどこに住んでいたって一緒ってこと?と思いました。

「会おうと思えばいつでも会えるってことだわな!なぁんだ」じゃあいいか、と(笑)

さすがにいきなり言うと母親のショックが大きいかなと思ったので、「いま付き合ってる人がいるんだけど、遠距離なんだよね」と、軽めのジャブを打っておき(笑)
「結婚前提に付き合ってるよ」「もし結婚するとなったら彼の土地に引っ越すつもりだからね」とボディブローを浴びせつつ。
それでも引っ越す事(結婚報告)を伝える時はちょっと言いづらかったです。伝えた瞬間は複雑そうな表情をされましたが、「あなたが幸せになってくれたら私も嬉しい」というような言葉を掛けてもらいました。

今となってはですが、母親は私がいなくなっても相変わらず孫の世話(兄と妹の子供たち)だったりで何かと忙しそうにしているし、1人でも趣味を楽しんでいるし、そもそも仕事も忙しそうだしで、私が居なくなっても寂しがるどころじゃないというか(笑)

結局、私が親離れ出来てなかっただけでしたね。

地元を離れ、5年経った今は、「◯◯県出身なの?方言聞きたい!」と、たまに言われますが、方言を話す時、普段喋り慣れていないので違和感あるカタコト方言になっちゃったり(笑)バレないのを良いことに修正せず(笑)
あと地元の家族と電話してて「いや方言すごぉ」って恥ずかしくなったり。 これ地元離れた人あるあるですかね?

カラーズ入会前に悩んでいた頃の事を思い出しながら書いていましたが、今となっては「そんな時もあったなぁ」くらいです。
あの時、「カラーズに入会するのやっぱ止めとこ」ってなっていたら、子供たちと夫とは出会えていなかったのか…と思うと心がざわざわします。

現在、私は未就学児2人の育児真っ只中ですが、まぁぁぁ大変です(笑)でも、愛おしいです。
私がいくら子供に怒って子供が泣いても、彼らが私の事を嫌いになる事はないんだろうなぁと思います。絶対的な信頼みたいなのを感じます。私が「怒ってごめんね」と言ったら「いいよぉ」と、秒で許してくれる(笑)

子供に無償の愛を注ごうと決めていましたが、無償の愛を注がれているのは私の方かもしれません。。。

そしてパートナーである夫は、何かしら感謝の言葉をよく言ってくれます。当たり前のように言ってくれていますが、ふとした時に嬉しく思います。
私が子供にイラッとして優しい声掛けをできない時は、自然と彼が子供に寄り添ってくれたりして、彼の優しさに救われたりもします。

入会前は、パートナーの方を幸せにするぞ!!と意気込んでいましたが、これもなぜか私の方が幸せにしてもらっていますね(笑)

友情結婚とは言いますが、色んな家族のカタチがあってもいいですよね。

少なくともわたしは幸せなので、この選択をして良かったと思っています。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。ではまた!

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kechuko
著者:けちゅこ

アセクシャルで二児の母。 2018年にカラーズ に入会し、7ヶ月間の活動を経て、現在のパートナーと出会い、成婚退会。シリンジでの妊活経験や、アセクシャルである事の悩みなど、マイノリティだからこそ、この経験をもっと共有していくべきでは、と思い、ブログに参加する事に。名前の由来は娘のおしりの呼び名から。