Vol. 11

結婚してわかった専業主婦の大変さ

投稿日

2024.11.17

更新日

2024.11.15

お久しぶりです。けちゅこです。
2024年も残すところ、あと2ヶ月を切りました。
2025年なんて、なんかドラえもんの世界みたいですよね。
お正月はパートナーの実家で過ごすか、自分の実家に帰省するのか、みなさんどうしてますか?
私の場合、お正月は夫の実家で過ごさせてもらっています。
年末年始は混み合うので、子供を連れて移動するのが大変かなぁと思って、自分の実家へは帰らず、その代わり、時期をずらして帰省するようにしています。

さて、今回は専業主婦だった頃の話を書いていこうと思います!
今はフルタイムで働いている私ですが、その前は専業主婦、さらにその前は夫の扶養内のパート勤務、という時代がありました。

私は子供が産まれてからも働きたいと思っていました。話し合い冊子にもそう書いていました。
バリバリ働くお母さんってかっこいいよなぁ、という憧れがありました。
反対に、専業主婦に対しては、家でゴロゴロしてる怠け者というイメージがあり・・・すいません(土下座)
で、でも専業主婦ってそんなイメージないですか?
クレヨンしんちゃんのみさえのイメージ(横になってテレビ見ながらせんべい食べてるみたいな)が脳裏に焼き付いてるからかもしれない(笑)

夫と友情結婚して県外に転居した為、もともと就いていた仕事を退職していた私は、新天地で扶養内のパート勤務を始めました。
正社員で入社したとしても、すぐに妊娠して育休に入るとなったら嫌がられるんじゃないかなぁと思ったので、パートで探しました。
結果的にパート勤務にした事で時間に余裕が生まれ、仕事が忙しい夫に代わって、私が家事を担う事が出来ました。良いバランスで生活出来ていたと思います。

そして1人目の妊娠が判明し、職場に報告しました。入社して7ヶ月後くらいの事でした。職場は人手不足だったので、私が居なくなると困るだろうなぁ、と分かっていた為、とても言いにくい雰囲気でした。

報告すると、「え〜!まぁでも、おめでとう」といった感じで、心から祝ってなさそうな感じでした(笑)

でも私も逆の立場なら、人手不足の状況の中、心から祝えるか?と聞かれたら、同じリアクションをしていたかもしれません。
そんな負い目もあり、臨月ギリギリまで働いていました。そして産後、育休明けに復職する予定でしたが、復帰直前で2人目の妊娠。

職場に報告したところ、「え〜!また休むの?」という雰囲気を感じて気まずくなり、育休途中で退職してしまいました。

手当が出なくなってしまうと収入が無くなってしまうし、どうしようかと悩みましたが、夫の後押しもあり、退職する選択をしました。

正社員よりパートの方が、妊活するにあたって支障が無さそうだから、と思ってパート勤務をしていましたが、結局、正社員もパートも、責任の重さは変わりませんでした。パートだから融通ききやすそうだという私の考えは甘かったです。。。

ちなみに2人目の妊活のタイミングについては理由があるのですが、また別の機会にお話しします。

退職した私でしたが、また別のパートの仕事を探そうと思っていました。退職時期が中途半端だった為、子供たちは途中入園させようと思っていました。

子供が居ない方はなんのこっちゃかもしれませんが、0歳〜2歳児の未満児クラスって、空きって全然ないんですよね。都会の話だと思って他人事で捉えていましたが、田舎でも同じでした。

毎月保育園の空き状況をチェックしていました。すると奇跡的に近所の園できょうだい2人分の空きが出たので、すぐに申し込みました。でも落ちてしまいました。共働き家庭が優先的に入れる為、仕事がまだ決まっていない私は無職の状態なので、優先度が低かったからだと思われます。先に仕事の内定をもらえていたら点数は高かったのですが、でも仕事の面接で「いつから働けますか?」って聞かれた時に、「保育園の空きが出て、入園出来たら、です!」って答えたら、いやだからいつやねんって感じじゃないですか?笑

だから先に保育園が決まってから仕事を探そうと思っていました。

その後、家から離れた遠くの園や、子供2人が別々の園なら入れそうなところなら空きが出ましたが、悩んだ結果、「今はまだ子供たちと過ごせってことなのかもしれないな」と思いました。

夫も、できればこのまま自宅保育をして欲しい、との意見だったので、私は専業主婦になりました。

独身時代の私は、専業主婦は家でゴロゴロ出来ていいな〜という偏見がありました。

でも実際は大変でした。
掃除、洗濯、料理、買い物、あっという間に1日経ちます。あ〜来週までにこれクリーニングに出しておかなきゃ、夫の同僚に子供が産まれたらしいから何かお祝い用意しておかないと〜などなど。

プラス、子供がいたら子供の相手もやりつつになるので、まぁ大変。

私は約3年間、専業主婦をしましたが、その間で体重が10キロ以上減りました。(元々が横綱なのでまぁ微々たる変化ですけどね、ってやかましい!)

家に居る事が向いている人と、外に出る事でバランスよくやれる人。人によると思うのですが、私はたぶん外に出る事で生き生きするタイプでした。ただ、当時はその事に気付かず、まだ上手に夫や周りにも甘えることが出来なかった頃だったので、無理がたたって体調を崩してしまい、寝込んでしまった時がありました。

それから少しずつ周りに甘えるようになり、それ以来、体の不調は全く出ていません!

ちょっと脱線しますが、第二子の出産で里帰りをした時の話です。

実家の家族たち(近くに兄家族と妹家族も住んでいた)から「暇ならコレやっといて」と、色んな頼まれ事をされました。
庭に除草剤撒いといて〜とか(いやワシ妊婦やぞ)、明日もしかしたら軍手がいるかもしれないから買ってきといて〜とか(知らんがな)
私の事、仕事せず家でずっとゴロゴロしてるから暇だろ?とか思ってないか??ってあれ?これもしや盛大なブーメランでは・・・というだけの話です(笑)

当時、昼間は家族は仕事で居なかったので、家事は私がやっていました。お腹が大きくてただでさえ動くのがしんどいのに、上の子の抱っこ地獄に加えて、家事もやりつつ。でも居候させてもらっている身だし。
里帰りってもっとラクかと思ってたのに、人数多くなった分、家事が大変やんけ〜っていう罠(罠ではない笑)

ただ、夕方になると近所に住んでいるきょうだいの子供たちが遊びに来てくれて、上の子と遊んでくれたり。夜になると大人たちも帰ってきてみんなでワイワイと過ごすことが出来たので、それはそれで毎日楽しかったです。

そして第二子の出産後、夫が待つ自宅へ戻り、4人での生活が始まりました。

これから家族の援助もなく(夫は多忙で出張も多かったのと、義実家もまぁまぁ遠かった)、自分1人でやっていけるのか?と、めちゃくちゃ不安になりました。今までホームシックのような気持ちになったことは無かったのですが、初めて心細くなりました。今思うと産後で精神的に不安定になっていたんでしょうね。

大人数の中で育児が出来るのって、しんどいこともあったけど、子供の相手もしてもらえたし、不安なことはすぐに聞けたし、精神的に助かっていたことの方が多くて良いことだったんだなぁ、と後から思いました。

すいません話を戻します!

専業主婦は大変は大変でしたが、それよりも自分の趣味の物を買いづらい、という事の方が悩みでした。

当時は私が家計簿をつけていて、必要な生活費を夫からもらう、という感じでした。夫は家計簿を見ても特に何も言いませんが、「『何でこんな無駄遣いしてるの?』って言われるんじゃないだろうか」と私が勝手に思ってしまって、躊躇して買えませんでした。自分の為の出費となると余計に。

常々、「自分の好きな物を、後ろめたい思いをせずに買いたいなぁ」という思いを抱えていました。

そんな専業主婦時代が3年続いた頃、夫が転職し、収入が不安定になった事で、私もフルタイムで働くことにしました。私としては「やっと働ける〜〜!!」という気持ちでした(笑)

やはりここでも途中入園の壁がありましたが、無事入園でき、その後すぐ正社員で仕事も決まり、家族全員、新生活をスタートさせました。

今は躊躇せずに好きな物を買えるようになりました。といってもただのお菓子なんですけどね。今は仕事中に気兼ねなくお菓子買って食べてます!幸せ(笑)

そして10キロ痩せた私でしたが、フルタイムで働き出してから6キロ太りました。

あれれ〜?おかしいよ?(コナン君風に)でも大丈夫だよ!けちゅこ姉ちゃん!まだ4キロ貯金があるもんね(?)

それはそうと私のお金は家族のお金でもあるので、高い買い物はやっぱり買いづらいですね。変なところでケチというか、夫の目気にしちゃうというか。これはもう性格ですね。そんな私はいまだに画面バキバキのiPhone8(笑)

夫から「買い替えたら?」って言われたけど、高いもんは勇気が出んっ!(ノブ風に)

そんな感じで、現在は夫婦フルタイム共働きになった我が家です。
家計簿は共有してお互いつけるようになりました。

専業主婦をしていた頃よりも、朝ぐずる子供をどうにか園に送り出してバタバタと仕事へ向かう今の私の方が、自分らしいなと感じます。また、専業主婦だった頃より、仕事してる方がラクだわぁと思います(笑)
専業主婦をやってみて、その大変さを知りました。

今は「専業主婦(夫)をしています」と聞くと、「大変ですね・・・」と労いたくなります。子供がいれば尚更。子供が幼稚園に通っていたとしても、買い物、料理、掃除なんかしていたら、あっという間にお迎えの時間が来るので、ゆっくり出来ないだろうと思います。みさえは本当にすごいよ!笑

改めて考えると、毎朝しんちゃんを自転車に乗せて、ひまわりもおんぶして、幼稚園に向かうみさえ、本当に頑張ってる良いお母さんですよね。

よくみさえがオババ扱いされてるけど29歳って全然若いよ(笑)

私がフルタイムで働き出したある日、休日出勤せざるをえない日がありました。
夫が子供たちをがっつり1日中見るのはこの日が初めてでした。
私の帰宅後、「2人を見るのがこんなに大変だなんて知らなかった。今まで本当にありがとうね」と感謝してくれました。泣きそうになるくらい嬉しかったです。

子供達の相手をする大変さを知ったからか、今は休みの日は必ず子供達を連れ出してくれて、私1人の時間を作ってくれています。本当にありがたいです。

でも、どちらかだけが大変な思いをしないように気を付けています。
周りの助けも借りつつ、なんとかやっている我が家です。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。ではまた!

kechuko
著者:けちゅこ

アセクシャルで二児の母。 2018年にカラーズ に入会し、7ヶ月間の活動を経て、現在のパートナーと出会い、成婚退会。シリンジでの妊活経験や、アセクシャルである事の悩みなど、マイノリティだからこそ、この経験をもっと共有していくべきでは、と思い、ブログに参加する事に。名前の由来は娘のおしりの呼び名から。