(株)友情結婚という会社を起業し共同経営していくパートナー
30代後半/男性(バイセクシャル)
SUCCESS STORY
成婚ストーリー
実際にカラーズで活動を経て成婚された会員様の体験談をご紹介します。
※写真はイメージです。
2024.12.4
性別
男性
年齢
30代後半
お住まい
関東
ご成婚まで
5ヵ月
セクシャリティ
ゲイ
結婚スタイル
同居子供有
まず、そもそもなぜ結婚をしたかったのかという点について、孤独死自体は恐れていなかったものの、将来自分の親が先にいなくなり仲の良い友人もいずれ家庭を持ったり仕事の関係で遠方に引っ越したりなど何かしらの環境の変化で疎遠になることを考えると、残り何十年という人生を果たして一人で過ごしていけるのだろうかという漠然とした不安があったのだと思います。
誰かそばにいて人生を一緒に過ごしたいという理由で結婚願望はありましたが、自分がセクシャルマイノリティであることは自覚しており、日常生活で異性との性行為を伴う通常の結婚は諦めていました。
しかし、何気なくセクシャルマイノリティ関連の情報をネットで検索していたところ、たまたま「友情結婚」という性行為を伴わない形の結婚があるということを知り、これなら自分が望んでいた結婚が実現できるかもしれないと思い、友情結婚の活動をすることを決意しました。
友情結婚の存在を知ったきっかけとなったネットの情報に載っていた婚活の手段の一つにカラーズがあり、一般的な結婚相談所と同じように専門的なスタッフが仲介して活動をサポートしてくれるという点に安心感があり、また多数の成婚実績という点からも信頼できると思いカラーズを選びました。
カラーズの存在を知ったのは実際に入会する数年前でしたが、仲の良い友人の結婚が次々に決まったのを機に、自分も婚活を始めようと入会しました。 カラーズの存在を知った時点で将来の入会を決めていたので他には活動していません。
複数の方と並行してお見合いや話し合いを進めていく点が最初は慣れなかったのですが、活動していくうちに仕事の打ち合わせのようなものと割り切って進められるようになりました。
ただ、コロナ禍のときに、自分が成婚に向けて話し合いを進めたいと思っていた方との次回の話し合いのタイミングが合わずに期間があいてしまい、テンションが下がったことがありました。
当時話し合いを進めていたのはその方一人だけだったので、複数の相手の方と比較しながら話し合いを進められるように追加のお見合いの申し込みをリクエストすることにしました。
その時に紹介いただいた方が成婚相手となった今の妻ですので、並行活動の状態を作るようにしたことは非常に良かったと思います。
実は私は今回がカラーズでの2回目の成婚となります。
1回目に成婚した相手の方とは、入籍した後でお互いが目指す夫婦像が著しく異なっていることが分かり、それが原因ですれ違いが積み重なり短期間で離婚に至りました。 カラーズに再入会する際に1回目の活動を振り返ると、いわゆるデートスポットや観光スポットには何度か行っていたものの、話し合い期間で最も重要な「結婚後に一緒に過ごすための話し合い」が十分にされていなかった点を反省しました。また、自ら婚活市場に飛び込んだにもかかわらず、結婚=ゴールと考えて成婚を急いで活動していたように思います。
2回目の活動においては、ちょうどコロナ禍で遠出ができなかったこともあり、相手の方(今の妻です)とは2人が当時住んでいたエリアの中間地点のファミレスや居酒屋での話し合いが基本スタイルでした。ファミレスや居酒屋は話し合いをするにはとても適した環境で、また話し合うテーマは毎回話し合い冊子の項目の中から決めていたので1回目の活動の経験や反省を活かした十分な話し合いができたと思います。
毎回話し合いの最後には、次に会う日時と場所やお店を話し合いの一環として二人で決めることを心がけました。
話し合いのテーマとして取り上げておらず特に話し合いはしていなかった記憶です。
誤解を恐れずに申し上げると、お互いのセクシャリティ及びそのバックグラウンドには興味がなかったのかもしれません。
性行為をしないという点で合意できていたことと、話し合いのテーマとして他に優先して話し合う項目があったという判断からだと思います。
「この方となら話し合えてお互いが歩み寄れる」と思いました。
例えば、話し合いの中でどのような家に住みたいかというテーマで賃貸情報サイトを参考に条件面からお互いの考える優先項目を突き合わせたことがあったのですが、私が希望条件として当初挙げていた「浴室乾燥」「温水洗浄便座」という項目に対して、相手の方から「洗濯乾燥機はどうか」「後付けするのはどうか」など私の意見を否定するのではなく別の方法を提案してもらえました。私もその時は単に条件そのものにこだわっていたところがあったと思いますので、別の方法の提案が新たな気づきとなり柔軟な考えができるようになりました。
これはあくまで一例ですが、結婚生活においてお互いの考えや価値観がすべて一致することは決してない中で、一方が主張を押し通したり一方が不満を持ちながらも折れたりすることばかりでは永い結婚生活は続かないことを1回目の結婚で学びましたので、この方となら文字通り「話し合える」「歩み寄れる」関係でいられると感じたことが決め手になりました。
友情結婚か否かに関係なく、結婚生活を一緒に過ごすうえで、お互いを尊重して相手を否定したり責めたりせずに、どれだけ受け入れることができるか、でもどうしてもこれだけは譲れないということがある場合はちゃんと伝えられる関係であること、が重要だと思います。
お互いの考えや価値観が異なるのは育ってきた環境が異なる以上当然ですし、日常生活の中で些細なミスや間違い勘違いも多々ある中で、相手の存在を否定したり責めたりするような言動は、結婚生活を続けるうえでお互いしたくないしされたくないと思います。
とはいえ、「〇〇はしてほしい」「××はしないでほしい」などどうしても譲れない価値観がある場合に我慢してため込むのではなく、どうしてそう考えるのか理由も伝えたうえで、相手も理解して受け入れられるような関係でありたいと思います。
ただ、お互いの考えや価値観が著しく異なっていると結婚生活の継続に支障をきたしますので、話し合いの段階で確認して自ら判断することが必要だと思います。
関係を示す適切な表現にかなり迷いましたが、今は「同居人」という関係だと思います。
同居人という表現は一見希薄な関係に思われるかもしれませんが、実家以外でストレスなく誰かと一緒の家に住むことが出来ているのは実はすごいことだと感じています。 結婚して同居を始めてから数年経ちましたが、お互いがそれぞれの予定を優先して干渉することなく自由に暮らせており、同居していても違和感のない空気のような存在になっているのかもしれません。 活動当初は、「結婚したら週末は一緒に過ごしてみたい」とも思っていましたが、いざ同居してみるとお互いの趣味が異なることもあり、毎週必ず一緒に過ごす必要もなく、お互いがそれぞれの生活を楽しみながら、不定期に外食やイベントに誘ってみる、という過ごし方が合っているように思い考え方も変わっていきました。
同居において基本的に家事分担は行っておらず、共用部分の掃除、洗濯、買い物等の家事はお互いが気付いた時に行う習慣で成り立っていますが、食事については「一緒に家でご飯を食べるときは作らなかった方が片付ける」という分担で、一緒に食事ができない場合でも一方が作れるタイミングで二人分を作っているので、同じご飯を食べているという食事の関係で繋がっているように思います。
アドバイスというものではありませんが、活動において私が心がけた点はこれまで述べた内容以外ですと以下のとおりです。
まず、紹介いただいたお見合いや相手の方からの申し込みは、貴重な機会と考え並行活動ができる範囲ですべて受けており、相手の方の写真もお見合い前にインプットできる情報ですので毎回オフィスに出向いて確認していました。
お見合いにおいては、重大な違和感がなければ話し合い期間に進む、という自分なりの方針のもと、すべてのお見合いで話し合い期間に進めたい旨の返事を伝えていました。
話し合い冊子についてですが、私は最初カラーズでいただいたサンプルのフォーマットをそのまま利用して、各項目の内容をフォーマットの枠内に収めて書かなければいけない、という勝手な先入観があり短く淡泊な表現が多い話し合い冊子になっていました。
しかし、2回目の活動で話し合い冊子のサポートサービスを活用した際に、スタッフの方から「話し合い冊子に決まったフォーマットや枠はないので、伝えたいことを自由に書いていいですよ」というアドバイスを受けたことで、最初のものとは比べ物にならないほど充実した話し合い冊子になったことが印象に残っています。
活動が初めての方は、話し合い冊子の項目で何を書いたらいいのか具体的なイメージがつかないこともあるかと思いますので、ぜひ話し合い冊子のサポートサービスを活用されることをおすすめします。
当初記載した内容は絶対ではなく、相手の方との話し合いを経て自由に追加・変更することでより濃い内容の話し合い冊子になりますし、結婚してからも考え方が変わる可能性はありますが、子どものありなしや入籍の有無など成婚の重要な前提となる内容は成婚前に慎重にすり合わせておくことが必要だと思います。
私の個人的な意見になりますが、前述したとおり、お互いを尊重して相手を否定したり責めたりせずに受け入れることができる、一方でどうしてもこれだけは譲れないということがある場合はちゃんと伝えられる、「話し合える」「歩み寄れる」関係でいたいです。
その関係を継続できていることでいつの間にか婚姻関係だけではない実質的な「家族」になっているように思います。
カラーズの活動において、お見合い、交際(話し合い)、1回目の成婚、入籍、離婚、再入会、2回目の成婚と、カラーズの存在を知るまでの一人のセクシャルマイノリティとしてとても想像していなかった密度の濃い数年間を経験することになりました。
必ずしもすべてが順風満帆というわけではなく辛い経験もしましたが、今の妻とカラーズで出会って成婚できたことは少なくとも今これを書いている私にとっては人生において幸せな出来事であると心から感じています。
仮定の話とはいえ大変恐縮ですが正直に申し上げると、もしかして長い人生を一人で過ごすことに不安を感じて耐え切れず、どこかで自分で人生を終えていた可能性もあるかもしれません。
友情結婚してよかったと思います。一人より二人の方がいろいろな面で生活に変化がありますし、誰かと繋がっているという安心感があります。
私がコロナに罹患して妻がレトルト食品や飲み物などを用意してくれた時は、妻に心から感謝したのと「結婚してよかった」と改めて思いました。
異性と性行為ができないというたった一つの理由で結婚を諦めていましたが、カラーズの存在を知ったときに気持ちが救われ私の人生の大きな転機になりました。
カラーズの設立・運営に携わっていただいているすべての方に感謝申し上げます。
活動をサポートいただきどうもありがとうございました。 今後ともよろしくお願いいたします。
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